東京・伊豆・鎌倉の旅(その6:御宿芸術編)
今晩の宿は、吉奈温泉の御宿さか屋である。
いつもどおり、めいっぱい観光をしたので、
着いた時点で、既に暗くなっていた。
ご飯までの間に、時間があったので、
お風呂に入った。
ここはお風呂に凝っていて、
いくつものお風呂に入ることができる。
はじめに入ったお風呂は薄暗くて、なかなか趣向の凝ったお風呂であった。
ここまでで、すっかり汗臭くなっていたので、さっぱりした。
お風呂から上がると、すぐにご飯である。
次から次へと出てくる料理を皆ものすごい勢いで消費していく。
あまりのすごさにふくよかな若女将?がびっくりしていた。
私などはご飯を5杯おかわりした。
最近、めっきり食べる量が減ったと言えど、
皆さすがである。
昔、大阪最大のコリアンタウン鶴橋で焼肉を食べたときには、
「メニューの端からとりあえず、2人前ずつもってきて!」
と注文したものだ。
さらに追加も・・・。
それはさておき、本題に戻る。
コースを食べつくすと、女将が見かねて、
「あまりものでよかったら・・・。」
と料理を持ってきてくれた。
ありがたく頂戴した。
さすがに腹いっぱいになると、部屋に戻り、
軽く酒盛りだ。
ここは元造り酒屋だったらしく、部屋にオリジナルの酒が置いてある。
晩酌に預かり、ほろ酔いになる。
りんかーんを見ていると、
私の携帯がなった。
友人の白石先生である。
「9月1日に広島に野球を見に行かないか?」
このお誘いが後に大事件になるのは、
我が旅日記の愛読者ならば、ご存知であろう・・・。
りんかーんの最後のほうになると、
きよしがものすごく邪魔になるところで寝てしまった。
私の枕元を牛耳るように・・・。
しばらくすると、きよしも定位置に戻った。
そして、もう一度お風呂に行った。
今度は大浴場である。
さか屋は、故岡本太郎氏が常宿としていたようで、
彼の作品群が多くある。
なんと、このお風呂にも妙な物体が・・・。
太郎イズム満載なのである。
お風呂から上がると、さすがに疲れていたので、
爆睡した。
翌朝、早朝にお風呂に入り、
朝からもりもりと朝食を取り、
宿を後にした。