アンコール旅行記(その29:帰国)
タ・ソムから出てくると、トゥクトゥクに乗る。
トゥクトゥクは颯爽と走る。ところで、シュムリアップの人はなかなか安全運転だ。道行く、車もバイクもゆっくり走る。
遺跡ともいよいよお別れだ。
水田近くを走る。
む!
牛さんや!
道で果物が売っていた。
そうこうしていると、ホテルに着いた。トゥクトゥクの運転手ともお別れだ。
ホテルに着くと、早速また出かける。
ホテル前にカフェ・プカプカという店がある。そこのマンゴーかき氷がガイド本に書いてあったので、食べてみることにしたのだ。
あれ?なんか違うなあ。。。
食べてみる。予想以上にマンゴーマンゴーしていなかった。やはりマンゴーかき氷は台湾に軍配があがるか?
この後、再びホテルに帰り、我が人生初のスパなるものを試してみたり、バーで嗜んだりした。
いよいよ、ガイドのP氏が来て、空港に向かう。
もう顔なじみのカムリのドライバーともお別れである。
空港に着いた。
出国審査では指紋をとられる。センサーに手を置くのだが、うまくいかず、審査官に手をもたれ、なすがままにセンサーにて指紋をとられた。これをJIN氏に目撃されたらしく、大爆笑された。不愉快である。
また、とある日本人のお兄さんが、現地で買った絵を、「これ偽物!いくらで買ったの?・・・高いよ!」と審査官に一刀両断されていた。
飛行機に乗るまで時間があるので、軽食を食べることにした。
麺と・・・
ココナッツジュース!
ちなみに味は美味くなかった。
いよいよ飛行機に乗り込む。
やっぱり飛行機までは徒歩なわけね?
空港ビルともお別れだ。
あれ?ジェット機やん!
行きはベトナム航空のプロペラだったが、帰りはカンボジア航空の機体だったせいか、ジェット機だった。
飛行機に乗り込むと、やがてテイクオフした。
行きの某航空会社の機体と違い、実に快適であった。というより、これが普通?
気がかりは、行きと同じようにホーチミンでトランジットすることだ。
ホーチミンに着いた。
小腹が減ったので、軽食を食べる。
フォーを食べる。注文をとるときに兄ちゃんが鼻をほじっていたのが気になる。その手を洗わずに持ってきたんちゃうか?
味はひどくはなかった。ほじった手のことを考えると、嫌な気持ちになった。ホーチミンはアウェーである。
ああ、帰りの飛行機があれだったらいいのに・・・
現実は、、、
Yes!ベトナム航空!往路の悲劇が思い出される。
恐怖に震えながら、乗り込む。座る。背もたれに体重をあずける。
そして、背もたれが倒れる。
壊れとるやん!
仕方ないので、背もたれに体重をかけずに座る。やがて、機体が出発し、離陸のため加速する。
そして、背もたれが倒れた。
もう、ええわ!
最悪な気分でいると、安定飛行に入り、機内食がきた。
客室乗務員が背もたれを起こすように注意してきた。あんまりむかついたので、手で座席を倒しながら、壊れとるわ!と日本語で言うと、客室乗務員は申し訳なさそうにしていた。そんなんでは許さん!
こうして、無事か無事なのかよく分からないが、関空に着いた。ヨーロッパに比べると、格段にフライト時間が短いにも関わらず、とてつもなく体中が痛くなり、疲れ果てた帰路となった。ここから得られる教訓は、アンコールワットは最高だが、そこまでの交通手段はよく考えなけばならないということだ。
こうして、かなり駆け足であったが、アンコール旅行記を終える。
おしまい。