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2016年11月13日 (日)

東京小散策(その4:哲学堂公園Ⅰ)

哲学堂公園は井上円了によって整備された公園である。

井上円了

明治から大正にかけて活躍した哲学者。東洋大学の創立者でもある。

迷信を打破するため、妖怪について研究したことでも有名である。

そんな井上円了の哲学の世界観がこの哲学堂公園には反映されているに違いない!

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公園の入り口、哲学関。

この先から「哲学上宇宙の真理を味わい、かつ人生の妙趣を楽しむところ」だそうで、全然意味が分からない。

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やがて門が見えてくる。

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哲理門という。

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幽霊?

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ん?

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怖っ!

まさかの幽霊の像が・・・

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こっちは天狗?

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薄暗いが天狗様がおられる。

物質世界と精神世界の根底には、「理外の理」という不思議なことがあり、天狗で物質世界の不思議を、幽霊で精神世界の不思議を表しているそうだ。

・・・全然分からん。

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門をくぐり、しばらく歩くと、時空岡という広場に出る。

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まずは良く目立っている塔から。

六賢台という。聖徳太子、菅原道真、荘子、朱子、龍樹、迦毘羅(カピラ)の六賢者を祀っているそうだ。

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哲学堂で最初に建てられ、中心となる建物の四聖堂である。

四面が正面という変てこな建物だ。孔子、釈迦、ソクラテス、カントを祀っている。

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こちらは宇宙館という壮大な名前がつけられた建物だ。哲学が宇宙の真理を探究する学問だからだそうだが、・・・ん?そうなの?

講習会などを行う建物だそうだ。

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こちらは絶對城という図書館だ。哲学上、対立するものがなければ絶対となる。万物の書物を読めば、絶対の境地に達する・・・。全然分からん!

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そんな哲学的問答より、わしゃこっちの小僧のほうが気になるわい。

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理想橋。

理想の彼岸に達する橋らしい。渡ってみた。う~ん、理想の彼岸に達した気がする。

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こちらは・・・

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こちらの三角は三学亭。

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日本の神道、儒教、仏教のそれぞれの大家、平田篤胤、林羅山、凝然を祀っているそうだ。

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硯塚。

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ん?倉庫があるぞ?

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無尽蔵?やけに大層な名前がついている。

井上円了外遊の折の記念物を陳列しているそうだ。

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意味深な建物群がある。

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手前の庭?は百科叢という。

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鬼神窟。

ここまで来れば、既に来館者の精神は俗界を離れ霊的なものになっているそうだ!

お前は既に・・・的な?

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こちらの門は常識門という。哲理門の脇にひっそりとある。哲理門に対して、普通の門という意味だそうだ(゚ー゚)

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この垣根にも名前がある。一元牆(いちげんしょう)という。「世間の多元的な見解」と「哲学の一元的な見解」を区分する境界だそうだ。

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髑髏庵。かつての休憩所。

世間の俗塵にまみれた心をここで消滅(死)させるためのところだそうだ。死の象徴として髑髏らしい。

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髑髏庵から鬼神窟までは復活廊でつながっている。死んだ心を復活させ、哲学的心眼を開くらしい。

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なんだか知恵熱がでそうな公園であるが、まだまだ続く。

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