山口市散策(その4:菜香亭)
菜香亭は明治10年ごろから平成8年まで営業していた料亭「菜香亭」を移築した施設である。
ここ自体が歴史的建造物というだけでなく、明治維新からの歴代の政治家が訪れており、書を残おり、歴史ファン垂涎の施設である。
入ると、すぐにある大広間には、著名人の扁額が数多く展示されている。
たとえば、伊藤博文である。神戸出身の私としては、初代兵庫県知事も勤めた伊藤博文は尊敬する人であり、感慨深いものがある。
他にも、木戸孝允、井上馨、三条実美、後藤象二郎、山県有朋、寺内正毅、田中義一、松岡洋右、岸信介、佐藤栄作、田中角栄、竹下登、安倍晋三といったビッグネームの扁額が展示されている。
そもそも「菜香亭」という名前は、井上馨が命名したものだそうだ。
こちらは食器などが展示されている。
こちらの北客間は佐藤栄作がよく使っていたそうだ。
後藤象二郎の額
2階から中庭と大広間が見える。
中庭。
ところで、大広間で扁額をしげしげと眺めていると、施設の係員が説明してくれた。
伊藤博文は好きだが、井上馨は好かんというと苦笑いしていた。
そして、松岡洋右に大いに反応すると、ちょっとびっくりされた。松岡洋右といえば、国際連盟脱退で、私の中ではかなり有名なのだ( ̄ー ̄)ニヤリ
近代から現代史に興味のある人は、結構テンションがあがる施設だと思われる。
さて、もう少し散策してみようか・・・
« 山口市散策(その3:常栄寺) | トップページ | 山口市散策(その5:龍福寺、山口サビエル記念聖堂) »
「山口県」カテゴリの記事
- 山口市散策(その5:龍福寺、山口サビエル記念聖堂)(2016.10.23)
- 山口市散策(その4:菜香亭)(2016.10.21)
- 山口市散策(その3:常栄寺)(2016.10.19)
- 山口市散策(その2:洞春寺)(2016.10.18)
- 山口市散策(その1:瑠璃光寺)(2016.10.16)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント