そうだ!川越へ行こう!(その5:喜多院)
いよいよ喜多院に着いた。
正式には、星野山無量寿寺喜多院という。天台宗のお寺である。
平安時代に、淳和天皇の詔により円仁が創建した。無量寿にはかつて北院、中院、南院の3院が存在したが、中院は仙波東照宮の建立により移動し、南院は明治に廃院になっている。
天海僧正が住職となり、名を喜多院と改め、隆盛を極めた。その後も徳川家に厚遇された。
ちなみに山門は天海により建立されており、喜多院で現存する最古の建造物(国の重要文化財)である。
こちらは鐘楼門で、こちらも重要文化財だ。
慈眼堂である。慈眼大師天海を祀り、中には天海の木造が安置されている。重要文化財。
多宝塔。
本堂の慈恵堂である。慈恵大師(元三大師)良源を祀る。
こちらの庫裡は、書院と客殿(ともに重要文化財)の見学受付になっている。
早速、見学してみた。内部はあいにく撮影禁止であった。
書院には春日局化粧の間が、客殿には徳川家光誕生の間がある。
庭だけは撮影できたので、撮影してみた。書院と客殿を撮影できなかったのは、残念だった。
最後に五百羅漢を見学した。
日本三大羅漢の一つだそうだが、そんなものは聞いたことがない。他はどこやねん?
江戸時代に半世紀にわたり、建立され、533尊者のほか、釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩、阿弥陀如来、地蔵菩薩を併せて、538体の仏が鎮座している。
なかなか味わい深いものであった。
こうして、喜多院の見学を終えたが、川越散歩はもう少し続く。
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