平成26年6月に伊勢に出張に行った。仕事の合間に伊勢を散策したので、報告する。
1日目は福岡空港からセントレアまで飛行機で移動し、そこから津まで船、津から電車で伊勢までやってきた。そのまま夕方まで仕事をし、終わった。
2日目の早朝、ホテルから近い伊勢神宮外宮を参拝してみた。
早朝の参道は人気がない。現在、5時23分だ。
外宮だ。何だか気分がしゅっとする。
実に五年ぶりの外宮参拝だ。
厳かな参道を歩く。気が引き締まる。
本殿の前まで来たが、人が少なく、落ち着く。いつもここは人ごみのイメージがあったのだが・・・
三ツ石に手をかざす人もいない。
さて、お参りをするか・・・
おお!?神職の方が歩いておられる。
外宮の主祭神は豊受大神、食物・穀物を司る女神である。
日本の豊作と自らが飢えない事を切に願う。
正宮の右隣は、昨年の式年遷宮まで正宮があった古殿地だ。次回の式年遷宮のときには新しい正宮が建つことになる。
亀石を渡る。
風宮である。本来は風雨の害なく、豊作でありますようにという願いがこめられているのだが、元寇で蒙古軍を撃退したという神威があったという逸話から、国家の平安が利益に加わったそうだ。
風宮と反対側には土宮がある。古来より、外宮のある山田の原の守護神として尊崇されてきたそうだ。かつて宮川は度々洪水を起こしたそうで、宮川の治水、堤防の神様としての側面もある。
石段を上がり、高台に登ると、多賀宮がある。
豊受大御神荒御魂を祀っている。
ちょうど神職の方が来られた。今から神事を行うようだ。こういうところを見ることができるのも、早起きのご利益か?
外宮の入り口付近にはやたら真新しい建物があるなと思えば、昨年の式年遷宮を記念して建てられたせんぐう館だった。遷宮の資料が展示されているそうだが、こんな早朝に開いているわけもなく、中をみることは出来なかった。
外宮の参拝を終えた。