プチ奥の細道の旅(その12:鹽竈神社)
松島を後にした私は、時間もまだあることだし、鹽竈神社(しおがまじんじゃ)に行くことにした。仙石線本塩釜で下車すると、おもむろに歩き出した。鹽竈神社までの道のりは少し遠い。途中で歩いていると、津波到達点の看板を見た。かの震災でここまでやってきたのかと、ただただ驚愕であった。
そうこうしていると、鹽竈神社についた。
鹽竈神社といえば、東北鎮守陸奥国一宮である。
この長い石段を登るのか・・・
まだまだ暑い盛りである。ちょっと躊躇したが、折角来たのだからと、上り始めた。
なかなか雰囲気のある狛犬だ。
立派な楼門である。
唐門をくぐる。
正面の左右宮は残念ながら改修工事中だった。
右手は別宮である。
なかなか美しい。
さて、鹽竈神社は塩土老翁神(シオツチノオジ)、武甕槌神(タケミカヅチ)、経津主神(ふつぬしのかみ)を祭神とする。
武甕槌神と経津主神が東北を平定したとき、先導していた塩土老翁神がこの地にとどまり、製塩の技術を伝えたのが、鹽竈神社の始まりとされる。塩土老翁神が主役のような気がするが、実際真正面の左宮には武甕槌神が、右宮には経津主神が祀られている。塩土老翁神というと、正面から右手にある別宮に祀られている。この辺りに特殊性を感じる。
歴史は古く、弘仁式(820年)には当社と思われる記載があるそうだ。
こうして、鹽竈神社を後にしたが、この先、志波彦神社があるそうだ。
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