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2014年4月25日 (金)

プチ奥の細道の旅(その14:御釜神社)

鹽竈神社から駅に戻る途中、御釜神社という看板を見た。折角だから行ってみよう。。。

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商店街の一角に小さめの神社がある。

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鹽竈神社の場外末社になるが、ここには塩竈の地名の由来になった神竈がある。

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まずはお参りだ。

本堂の手前左手に

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意味深な所があった。この扉の奥に神竈があるのだ。

希望すれば中を見学できるそうだ。早速、社務所の呼び鈴を鳴らす。すると、女の人が出て来られた。世間話をしながら、いよいよ扉が開く。

中には神竈が4つある。神竈には水が満たされていた。この水は塩水なのであるが、どんなに旱魃のときでも、枯れることはないそうだ。鹽土老翁神がかつてこの竈で製塩技法を伝えたそうだ。

松尾芭蕉も見学したという、神竈を見ることができ、大変満足であった。ちなみに写真撮影はできない。

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もう少し周囲を見ていく。境内の奥に牛石藤鞭社がある。 

鹽土老翁神が塩を運ばせた牛が石になったという伝説がある。

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その牛石がこの池の中にあるそうだ。今は見えない。この水溜り、何と塩水だそうで、どこか地下で海とつながっていると言われているそうだ。

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和賀佐彦という神が7歳の子供となり、牛に塩をひかせたら石になったという異説もあるそうで、 このとき使った藤の枝を逆さまに立てると根付いてという。。。

そんな謂れのある神社である。

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こちらには鹽竈神社の例大祭藻塩焼神事に使う竈がある。

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この竈で神職がホンダワラを広げて、潮水をかけて煮詰めることで製塩を行うのだ。かなり大変な作業ではないかと思う。

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最後に、神社の手前にある手水鉢である。この手水鉢、なかなか古いそうだ。

こうして、御釜神社の見学を終えた。

本塩釜から電車に乗り、仙台まで帰ってきたが、まだ時間に余裕がある。

ということで、建築的に有名なせんだいメディアテークを見学した後、牛タンを食った。 美味かった。こうして、しばし仙台をぶらついた後、新幹線で東京に戻ったのだった。

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