九州温泉修行ⅩⅦ(地獄温泉、垂玉温泉、阿蘇坊中温泉、満願寺温泉、黒川温泉)
ペルー旅行記を書き終えて、久々に九州温泉修行を記す。
平成24年10月21日。今回の温泉修行は、熊本である。
まずは、地獄温泉の清風荘(No.68)である。
何とも恐ろしげな名前の温泉であるが、ここ清風荘ともう一軒しか温泉宿がない。
日本秘湯を守る会の提灯があった。
この温泉、実は10年以上前に、ぎーさん、JIN、くっぺちゃんと一緒に訪れている。すずめの湯という混浴露天風呂が有名である。底には、軽く泥がたまっており、何とも硫黄くさかったのを覚えている。この温泉に入った後は、1週間は体が硫黄臭を発していた。実家の浴室の脱衣場で下着を脱いで置いていると、おとんが臭っ!と騒ぐほどの威力だった。
久しぶりにあの臭さを味わえる。楽しみだ。
すずめの湯の更衣室(男女別)で着替え、全裸で外に飛び出した。
そして、おばちゃんやおっさんの群れる露天風呂に駆け込んだ。お湯はぬるめで、長く入られる。しかし、入った途端、妙な違和感を感じた。
あれ?
風呂の中にすのこが敷いてある?昔、こんなんあったっけ?しかも、硫黄臭さが些か薄いような・・・?今まで数々の硫黄系温泉に入ってきたため、臭いに慣れてしまったのだろうか?不思議だった。
シャワーもないところは相変わらずだった。
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続いて、垂玉温泉の山口旅館(No.69)にやってきた。
この旅館、何とうっちょが昔バイトをしていたそうだ。何でも、トンでもなく熱い風呂があるらしい。こいつは楽しみだ。
早速、入った。少し金気のあるお湯であるが、特に熱くはない。内湯と露天と入ってみたが、普通にくつろげる温度であった。人もあまりおらず、ゆっくりくつろげた。
後日、うっちょに熱くなかった旨、報告すると、不思議がっていた。万人受けするように、方針転換したのかな?
まあ、私は熱い風呂は苦手なので、ちょうどよかったのだけれども・・・
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続いて、阿蘇坊中温泉の夢の湯(No.70)にやってきた。
軽く褐色の少し鉄っぽい温泉であった。子供がわあーって入ってきて、くつろげなかった。
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続いての目的地、満願寺温泉にやってきた。
風呂に行く前に、満願寺に寄ってみよう。なかなか立派な山門だ。
文永の役の際、時の鎮西奉行、北条時定が建立したと伝えられる、大変歴史のある寺だそうだ。
意味深な石仏が祀られていた。
庭園もある。
この宝塔は熊本県の重要文化財だそうだ。
さて、いよいよ風呂である。
満願寺温泉館(No.71)という、共同浴場である。地元の人らの憩いの場のようだ。ちょうど今は人がいない時間帯だったようで、狭い浴場ながら、独占して入ることができた。お湯は、単純温泉の柔らかなお湯である。人がいなくて、ゆっくり浸かることができた。
共同浴場の前に、「日本一恥ずかしい露天風呂」と銘打った露天風呂があった。
川べりにある小さな露天風呂である。
なるほど、道から丸見えなワケね!
折角だから、料金を払って、入ってみた。
別に私にとっては恥ずかしくもなんともないのだ。
川の水が若干入ってくるのか?何となく川臭かった。
風呂から出て、着替えていると、観光客がやってきて、入ったの?みたいな顔をしていた。
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最後は、黒川温泉の山河(No.72)である。
以前、一回訪れているのだが、そのときは生憎の工事で閉鎖中という悔しい思いをした。
日本秘湯を守る会があった。これは期待できる?
ロビーで入浴料を払う。今日は露天風呂でTV撮影が行われているらしい。内湯しか入れないが、仕方ない。
良かった!の一言に尽きるお湯であった。硫黄泉であるが、とにかくいい温泉に入ったという気持ちになった。さすが、秘湯を守る会である。
ここにはいつか、宿泊したいものだ。
こうして、今回の修行を終えた。いよいよゴールが見えてきた。
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