マチュピチュへの誘いNY特別編(その2:ヤンキースタジアム)
NYの地下鉄は複雑だ。はっきり言って、よく分からない。そもそも駅に着いても、駅名を言ってくれなかったり、たまに急行的な電車が来るがその旨表示していなかったりで、大変だ。
これからヤンキースタジアムに行って、MLB観戦をしようとしてるのだが、乗る電車がよく分からない。駅員さんに聞くと、俺について来い的な感じで案内してもらった。ぶっきらぼうだが、なかなか親切だ。やがて、列車がきたので、乗り込んだ。無事着くのかどきどきしていると、妙な雰囲気が漂っていた。
なんというか怖い・・・
ニューヨークの地下鉄って、こんなんなん?
ハリウッド映画の雰囲気そのままだ。すっごく強面のおっちゃんの並んで立っていると、謎のパフォーマー少年グループが乗ってきた。でかいラジカセの音量を最大にして、踊りだした。偉い所に来てまったがな!
パフォーマンスが終わると、乗客にチップの要求をしだした。耳が割れるかとも思われる大音量を聞かされ、しかも下手糞なダンスを見させられた上に金までとられるのですか!?
こんな理不尽は許されない。ということで、無視した。まあ、周りの乗客もほとんどチップ渡してなかったようですしね。。。
そうこうすると、駅に着いた。
地上に上がると、早速ヤンキースタジアムであった。
今日(平成24年8月31日当時)は、首位攻防戦となるヤンキースVSオリオールズである。なかなかの賑わいだ。
チケットは事前に日本で予約していた。時間までに引き換えないと向こうになってしまう。チケットセンターで正式なチケットを受け取ると、いざスタンドに向かう。
途中で係員に聞くと、やたら陽気な兄ちゃんで、
「いい席だよ~!」
と言っていた。
チケットを見せて、中に入った。
おお!雰囲気あるねえ。。。ヤンキースの歴代名選手の写真が並び、元MLBファンの私としては、既に興奮を抑えきれない状態である。
いよいよ席に向かう。
二階の屋根が思いっきりせり出しているので、屋外という感じがしない。後ろのほうの籍の人はよく見えない構造だ。
おお!イチロー氏がおられた。
こんな異国の地で、かつて神戸でプレーを見てきたイチローを応援するとは、何とも不思議な気持ちだ。
この辺りが席のはずだが・・・
係りのお姉ちゃんに聞いてみよう。。。
!!(゚ロ゚屮)屮
これ?
・・・ほんまでっか・・・
こんなとってつけたような席あるの?道理で安かったわけだ。安いといっても、日本とは比べ物にならないくらい、高いのだが・・・
今回の件で我々が得るべき教訓は、MLBを見るときは金をケチるな!ということだ。
まあ、しゃーなしだな!イチローさんの応援でもしようっと・・・
イッチローイッチロー
ええと、今日の先発ピッチャーは・・・
黒田やん!
何と、元広島の男気黒田が投げていた。
何て日だっ!
イニングの間には、いかついおっちゃんが見張っている。さすがである。
さて、試合であるが、ヤンキースはとにかく打てない。相手のピッチャーがいいのか、ヤンキース打線が貧打なのか?
一方、オリオールズは着実に点を重ねていく展開だ。はっきり言って、劣勢である。
それにしてもオリオールズの選手はよく分からないなあ。。。
ヤンキースは何やかんやでスーパースター軍団である。知っている選手ばかりだ。
特にジーターは人気がある。出てくるたびに歓声が巻き起こる。私としては、カノーを押すが、今日は全く当たっていなかった。
あっ、イチローがヒット打った!
ヤンキース名物、トンボがけの時間だ。
YMCAに乗って、パフォーマンスしてくれる。
何これ?面白い!
さすが、エンターテイメントの国だ。
あっ!あっちの観客席では、ホットドッグ売りのおっさんが客にホットドッグをロングパスした。あれが、有名なホットドッグ投げか・・・。投げるほうも上手いが、受け取るほうも上手い。あっ!あっち落とした。
ところで、お金はどうするのかな?
あっ、おっさんが客にお金をもらいにいった!最初からホットドッグを手渡しして、お金もらったらいいじゃん?と思うのは、愚問である。
少し移動してみようか・・・
売店か・・・。後で買いにこよう。。。
おお!黒田の投球がよく見える!黒田頑張れー!
打率.234でHR33本の謎の2番打者、グランダーソンだ(ただし、この日は4番)。何でこんな打者2番なん?普通6番か7番でしょう?全くのセオリー無視である。
日本では2番といえば、足の速い、小技の上手い、つなぎの打者であるが、メジャーは打率の良い打者を選んだりする。しかし、このグランダーソンは、どうみてもびっくり箱である。案の定、凡退した。
イチロー!!!!
ヒットを打ったように見えるが、実際は打てなかった。
そろそろ座席に戻るか・・・
帰りに売店に寄った。
黒田男気弁当はないなあ・・・
仕方ないので、ホットドッグとレモネードLサイズを買った。売店のおばちゃんがやたら丁寧で、ゆっくりだったので、後ろの客がイライラしていて、怖かった。
味は結構美味い。ペルーの料理があまり口に合わなかったので、安心できる味だ。
レモネード多っ!!!(゚ロ゚屮)屮
ホットドッグ食いながら、観戦していると、酔っ払いに絡まれた。不愉快だ。
やがて、9回表のオリオールズの攻撃だ。
黒田はここまで4失点と調子がいまいちの割りに粘りの投球を見せていた。
よっしゃ!1アウトとった!
・・・?
監督出てきた。交代?このタイミングで?
全く意味不明である。代えるなら、8回終了時に代えろよー!
案の定、救援が打たれて、2点とられた。
9回裏の攻撃である。聞いたこともないような選手が代打ででてきてホームランを打ったが、それだけであった。結局、6-1で完敗であった。
何とも、残念な試合であったが、独特の雰囲気を楽しめた。
試合が終了すると、観客席の最前列に行くことができた。
ほうほう、こうなっていたのか!
やば~い!これは高い銭払ってでも、いい席をとるべきであった。また、いつか来たいと思う、私とJINであった。
球場を出る前に、ヤンキースショップに寄り、Tシャツなどを物色した。
店員さん:Ichiro?
私:No, Jeter!
・・・OBのTシャツも買っておくか・・・
店員さんに、ミッキー・マントルのTシャツはあるか聞いてみた。
生憎、売り切れだった。
しゃーなしだ!ゲーリックにしておいた。
こうして、ヤンキースタジアムを後にした。
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