マチュピチュへの誘い(その33:アグアスカリエンテス~クスコ)
アグアスカリエンテス駅に着いた。
二日間過ごしたこの地とも、いよいよお別れである。
ここからペルーレールのビスタドームという列車に乗り、クスコに近いポロイまで行く。ポロイからは車でクスコまで行く予定だ。
売店で飲み物等を買うと、列車に乗る。
この列車のようだ。
車内はこんな感じである。
行きと違い、向かい合わせの席であった。どんな人が来るのかと思えば、どうも日本人男性のようであった。この人は、アウトドアな服装をしているにも関わらず、何故か足元が革のドレスシューズという特徴的なファッションをしていた。しかも、全然しゃべらない、不思議な御仁であった。ちなみに通路を挟んで隣にも日本人男性(大阪の人)がいたが、この人とは、ワイナピチュの頂上で会ったこともあり、しゃべった。
やがて、列車が動き出した。
さて、売店で買ったお菓子でも食べるかね。。。
お菓子を食べて、しばらくすると、
JIN氏が飲むというので、おつかれちゃ~んのビアで乾杯をした。
ほろ酔いになったところで、車内サービスの軽食がきた。飲み物は、やっぱコカ茶でしょう!
おお、凄い景色やね!雪が残っておるよ。
変な仮面をつけたおっさんがいかにもペルーな音楽にのせて踊りだした。何でもこの地方に伝統的な舞踏だそうだ。車内サービスの一環である。
そして、お次は客室乗務員によるアルパカ製品のファッションショーである。
乗務員のお兄やんがドヤ顔でかっ歩する。
まあ、要するによかったら買ってねということだ。
初めは面白かったが、途中から飽きてしまった。
やがて、日もすっかり暮れ、まもなくポロイに着いた。
ん?なんか頭が痛いような気がする。JIN氏も?
外に出た。
ほんのり肌寒かった。
駅から出ると、迎えの車が来ていた。
早速、クスコに向けて車が走り出す。
んん?やっぱり頭が痛い。
そうこうしていると、クスコの街の灯りが見えてきた。
はっきり言って、かなり美しい夜景である。このあと、街歩きしたら感動モノやろうと思っていたら、思いっきり酔った。
クスコの街は排気ガスのせいか空気が悪かった。それにも関わらず運転手が窓全快、なおかつクスコの街特有の道路の段差にすっかりしてやられた。
かなり気持ち悪くなった。JIN氏もだんまりを決め込んでいる。
死にそうになりながらホテルに着いた。
部屋に入ると、ベッドに倒れこむ二人。
車を降りたのに、何故か気分が悪い。頭がガンガンする。JIN氏も同様の症状である。
これはひょっとして高山病ではあるまいか?
しばらく倒れていたが、何か食べなければと二人で相談する。
といっても街に繰り出す元気はない。ホテルのレストランでスープを飲むのがせい一杯であった。夕食を終えると、シャワーを浴びる元気もなく、そのままベッドに倒れた。このまま睡眠をとることにしたが、長い長い苦痛の夜を過ごす羽目になったのであった。
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