マチュピチュへの誘い(その35:タンボマチャイ)
タンボマチャイにやってきた。
ゲートをくぐると、アルパカと戯れるお婆さんが見えた。ちなみに手前の標識は、標高3,765mと示している。富士山より10mほど低いだけである。誰や!?こんなところに遺跡造ったんわ!
しばらくはなだらかな坂道を登っていく。
こんな過酷なところでも木が生えている。ここらの森林限界って、どのへん?
あれらは鶏のようだ。
そろそろ遺跡っぽい石組みが見えてきた。
傾斜がややきつくなってきた。空気が薄いせいか、息が弾む。絶体絶命のJIN氏は青い顔をしながら、ゆっくり歩いていた。こうなると、根性ものである。
水が湧き出ているところが出現した。
近付いてみた。
あれれ?
凍ってますやんかー!?
今朝はかなり冷え込んだそうだ。氷点下だったのだろう。
いよいよ、最奥部の遺跡のメインにやってきた。
タンボマチャイとは「休憩するところ」という意味だそうだ。やんごとなき方が行幸の際、立ち寄る宿泊所とされている。宗教的儀式に答えられるよう、4段の沐浴場が設置されている。下の2段は、なんとプレ・インカ時代の遺構だそうだ。
この流れる水の源については、実はよく分かっていないそうだ。一説では、サイフォンの原理を利用して、水を何処かから引いてきているとのことだ。
見事な遺跡である。クスコ近郊の遺跡は、植民地時代にスペイン時代に壊されたものが多いが、ここは変なところにあるせいか、壊されず、非常に状態がよい遺跡となっている。
それにしても空気が薄い。立ちくらみがする。何と、ここまでくれば、富士山より高いのだ。富士山より上に建物があったのだ。恐るべし、ペルー。
沐浴上の反対側の斜面にも、遺跡がある。こちらは見張り台とされている。
さて、そろそろ戻ろう!
なんか広げてはる。マーケットのようだ。
道中の木。
こんな葉っぱなのだ。
入り口付近の案内図。
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