マチュピチュへの誘い(その39:クスコ~リマ~NY)
ホテルのロビーで待っていると、やがて迎えがやってきた。車でクスコの空港まで行く。クスコの道は、でこぼこなので、車酔いしそうだ。JIN氏は高山病で死にそうだ。
クスコ空港に着いた。JIN氏はやはり元気なく、少しお土産を見ると、後はベンチに腰掛けていた。私は、お土産を見たり、本を物色したりした。
そろそろ登場口に行こうか・・・
手荷物検査を受ける。
・・・?
何か引っかかった!?
検査員がカバンの中を開ける。
そして、、、
小城羊羹だった。。。
まさか、オギが引っかかるとは!!!
これは何だ?と不思議がる検査員
私は、Foodと言う。
そこへ、JIN氏が男前に駆けつけて、Japanese foods, Youkan.という。
食おうか?と構えていると、行っていいと許可が出た。
アルミに包まれた謎の物体が、爆弾にでも見えたのかな?
オギを海外に連れて行くときは、注意しましょう!アメリカでもひっからなかったのになあ。。。(-ε-)
やがて、時間になったので、飛行機に乗り込む。
あれ?JIN氏と別々の席?
リマまで1時間ほどのフライトである。
まあ、適当に過ごすと、あっという間にリマに着いた。
曇天である。
バスでターミナルまで。
私のほうが早く着いたので、JIN氏の到着を待つ。
やがて、第二陣のバスが到着した。JINは?
いた!
あれ?血色が良くなってる?
JIN氏と再会を果たすと、すっきりした顔をしていた。
JIN氏曰く、飛行機が上昇し、気圧が調整されると、あっという間に回復したようだ。
高山病の特効薬。それは低地に行くことなのである。
リマからは国際線でアメリカに行くわけだが、今回、ボーナスステージで、ロスではなく、ニューヨークに立ち寄ることになっているのだ。
現在、夕方であるが、NY便は明日0時過ぎ発なので、だいぶ時間がある。リマの市街まで行こうかとも思ったが、リマは初日に結構堪能したし、疲れていたので、空港で過ごすことにした。
といっても、特に面白いものがあるわけではない。福岡空港の国際線ほどしょぼくはないが、あまり大きな空港ともいえないので、閑を潰すところが少ないのだ。
JIN氏とだらだら歩いていると、マッサージコーナーを見つけた。暇つぶしにはもってこいだし、体の疲労をとるには丁度いい。。。
・・・・・・・・・・あー、気持ちよかった!
肩と腰をマッサージしてもらったが、値段が日本よりだいぶ安いので、いい感じだ。そういや、私は日本でマッサージしたことないな。。。
夕飯でも食おうかと、フードコートにやってきた。
チキンのヌードルと、
ロモサルタードを頼み、JINと二人でワケワケして食べた。
(・_・)エッ....?
ヌードル美味い?
何と、ペルーに来て色々食べたが、最も美味かったのは、このヌードルで決定だ!!!
今まで何をしていたのやら・・・┐(´д`)┌ヤレヤレ
そろそろ時間やで!
深夜、中国の某旅行会社から、はよ来い!と連呼された挙句、置いてけぼりを食らった、日本人女性の見物をしたり、呼び出しのスペイン語が「パサヒロ、パサパサ・・・」に聞こえ、笑ったりしながら待っていると、搭乗時間になった。
飛行機に乗り込むと、やはりJIN氏と席が離れた。
隣はペルー人の子供が二人だった。おおい!ごそごそするなや!
8時間ほどのフライトだが、なかなか眠れなかった。
いよいよニューヨークに着いた。
8月31日のことである。
LAN航空さん、ありがとう!
ニューヨークでの入国審査はとてつもなく長かった。
というか、審査員一人やし!
仕方ないので、アメリカ歓迎PRビデオが流れているのを眺めていた。
最後のほうで、ぎーさん似の男がWelcome!といったので、JIN氏と爆笑した。
ふい~、やっと入国できた。
ここからマンハッタンのホテルまで移動だ。
移動にはスーパーシャトルという乗り合いタクシーのようなものを利用した。
この選択が間違っていたのだ。
乗り合いのため、やたら渋滞する道をじゅんぐりに廻っていくので、場所によると、異常に時間がかかるのだ。我々は、ヒルトンだったのだが、到着するのに、実に3時間もの時間を要したのだ。このため、色々廻ろうと考えていた予定が大いに狂った。がっかりである。ホテルの部屋に着くと、疲れ果てしまった。
こういうときはオギるに限る。
オギを食べると、何か元気が出てきた。オギは偉大なり!