薩摩焼物紀行
平成24年8月5日。温泉修行中に薩摩焼を見に行った。
薩摩焼はいくつかの場所で焼かれているが、今回は日置市にある苗代川窯にいった。
薩摩焼の歴史は、豊臣秀吉の朝鮮出兵に始まる。このとき、連れ帰った朝鮮人技術者が島津家の庇護の下、始めたのが薩摩焼である。白もんと黒もんという二つの様式に大きく分かれる。白もんは豪華で藩主向けのもの、黒もんは黒く素朴で大衆向けである。それぞれ、独特の魅力がある。
今回は、沈壽官窯に行ってみた。
なかなか立派な門構えだ。沈家は初代沈当吉が前述の連れ帰られた朝鮮人であり、その子孫である。日韓交流に貢献したとして、韓国の名誉総領事にも任命されている。
焼物屋らしく、さりげなく壷が置いてある。
こちらの資料館は沈家の過去の作品などが展示されている。焼物好きには堪らない空間である。
右手の建物が展示販売を行っているところである。
左手は、
薪がいっぱいやな・・・
うほっ!登り窯やん!
この後、何軒か、窯元を見学し、すっかり薩摩焼を堪能した。
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