北インド旅行記(その16:ファテープル・シークリー)
平成19年2月4日。アーグラからジャイプールまで車で移動するが、その途中で、ファテープル・シークリーに寄った。
ファテープル・シークリーは、アーグラの南西39㎞に位置する、旧都である。
ムガル帝国3代皇帝アクバルは、この地に住む聖者シェーク・サリーム・チシュティーに跡継ぎの男子が生まれると予言を受けたところ、ジャハンギールが生まれた。これを記念し、建設されたのが、この都である。ちなみに、ファテープル・シークリーとは「勝利の都シークリー」という意味だそうだ。マニアックだが、世界遺産でもある。
都は周囲を城壁が囲み、その中央部にモスクや宮殿が建っている。
ご覧のように、赤い砂岩が大変美しい。奥の大きな建物が、ディーワーネ・カース(貴賓謁見の間)である。
ディーワーネ・カースの中に入った。これは凄い装飾だ。
パンチ・マハル(五層閣)である。展望や遊戯のための施設であったそうだ。何でも、前に広がる、中庭にハーレムの女性を並べて、チェスに見立てて遊んでいたそうな。。。何と、羨ましい悪趣味な・・・
きれいですな。
ジョド・バーイー殿である。ジャハンギールの妃の名で呼ばれているが、実際に住んでいたのは、アクバルとその妃だそうだ。
お!池や!
これは見事な彫刻だ!
鳥がおるで!
軒下にも彫刻が有るで!細かすぎるやろ!?
いよいよ見学も終わりだ。
まだ午前中だったせいか?人もあまりおらず、大変素晴らしい時間を過ごせた。密かにお薦めである。
こうして、ファテープル・シークリーの見学を終えた。
車に乗り込むと、一路ジャイプールへ・・・
途中のドライブインでラッシーを飲み、トイレに行くと、トイレ男が出現した。空港以来である。今回は、トイレ男の笑顔で「蛇口捻っておきましたぜ」攻撃を無視し、手を洗わずにでてやった。
« 北インド旅行記(その15:タージ・マハル) | トップページ | 北インド旅行記(その17:シティ・パレス) »
「インド」カテゴリの記事
- 北インド旅行記(その23:プラーナ・キラー)(2012.09.13)
- 北インド旅行記(その22:ラール・キラー)(2012.09.10)
- 北インド旅行記(その21:アンベール城)(2012.09.09)
- 北インド旅行記(その20:風の宮殿)(2012.09.07)
- 北インド旅行記(その19:謎のチョキダニ)(2012.09.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント