北インド旅行記(その11:ダメーク・ストゥーパ)
ムールガンダ・クティ寺院の前は遺跡が広がっている。遺跡は主に僧院の跡である。
この公園の入場料は2$であるが、インド人は何と、5ルピーだ。外国人料金が設定されているとは、これは違いすぎないか?
ちなみに公園は鹿公園という。
彫刻が美しい。
こりゃ、さっきのムールガンダ・クティ寺院か?
ひときわ目立つ塔が、ダメーク・ストゥーパである。
6世紀に建てられたそうだが、何とも立派だ。
ストゥーパの影でゆっくり休む人たちがいた。
鹿公園の名のとおり、鹿がいた。
かつては大勢の修行僧が生活していたのかと思うと、不思議な感じがする。
これはアショーカ王の石柱だ。今は壊れてしまっている。この上にあった獅子の象は、現在、博物館にある。インドの国章になっているやつだ。
素晴らしい、仏教遺跡で大変感動したが、残念なこともあった。
遺跡をのんびりと歩いていると、謎の物売りが近付いてきた。
いかにもな仏像を持ち歩き、本物だから買えという。
本物だったら、税関で捕まるわ!と心の中で突っ込みつつ、No, thank you.を繰り返していた。とにかくひつこい。
そこへ野良犬がやってきた。
それをこの物売りの野郎が足蹴にしたのに、切れた。
「えーがげんにせい!ボケっ!」
と関西弁でまくし立てると、この物売り、びっくりして逃げていった。やはり、最後は罵倒するに限るのか?
とにかく、このときの私にとっては、こんな物売りより野良犬のほうが価値があったのだ。それをこともあろうか、足蹴に・・・。あー腹立つ!
すっかり機嫌が悪くなった私に、高校生くらいのインド人(男)の集団がニヤニヤしながら、近付いてきた。
中国人か?と聞いてくるので、日本人や!と答えた。この後、しょーもないことばっか言ってくるので、適当にあしらった。
仏教の聖地にて、人で失望した私を癒すのは、野良犬がダラダラしている風景だけであった。折角、いい遺跡だったのに・・・
こうして、再びヴァラナシに帰った。途中、リキシャーとトラックが接触事故を起こして、喧嘩をしていた。
« 北インド旅行記(その10:ムールガンダ・クティ寺院) | トップページ | 北インド旅行記(その12:ヴァラナシで遊ぼう!) »
「インド」カテゴリの記事
- 北インド旅行記(その23:プラーナ・キラー)(2012.09.13)
- 北インド旅行記(その22:ラール・キラー)(2012.09.10)
- 北インド旅行記(その21:アンベール城)(2012.09.09)
- 北インド旅行記(その20:風の宮殿)(2012.09.07)
- 北インド旅行記(その19:謎のチョキダニ)(2012.09.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント