九州温泉修行ⅩⅠ(古湯温泉、熊ノ川温泉)
平成24年7月1日。今回の修行地は佐賀県である。
まずは、佐賀県の密かな名湯、古湯温泉である。この温泉の発見者は、何と!あの除福という設定である。その古湯温泉の鶴霊泉(No.36)という旅館にやってきた。
中に入ると、ちょうど宴会中だったようで、小料理を運ぶ人が忙しそうにしていた。旅館のおっちゃんが来たので、お風呂に入りたいというと、快く了解してくれた。
おっちゃん曰く、88湯めぐりでやってきた人は久しぶりだそうだ。この温泉街の道はほそ~い。しかも奥まったところに旅館があるため、近くまできて諦めて帰るのではあるまいか?
鶴霊泉という名は、除福によって発見された温泉だが、永らく忘れ去られていたのを、鶴が傷を癒していたのを見て再発見したという伝説に由来する。ん?高知にもそんな感じの温泉なかったっけ?
風呂は、階段で下に降りたところにある。
風呂は2種類あって、奥が砂湯で、手前がタイル張りの風呂である。砂湯とは何か?この温泉は岩盤から温泉が染み出している。その岩盤を保護するために、湯船の下に砂が敷き詰められているのだ。早速入ってみよう。。。
ぬるい・・・
相当ぬるい!
いくらたっても温もらない。
と、思ったらさっきのタイル張りのほうが温かい風呂だった。これらを交互に入ることで、効能があるとかないとか・・・
そういえば、説明では砂から温泉が噴出しているということだったが、どう見ても涌いているとこがなかった。周囲をじっくり見て廻ると、配管が伸びており、その先端のほうに小さい穴があった。う~ん、ここから水の流れを感じるぞ・・・?
泉質はアルカリ性単純泉でやさしいお湯だ。ずっと、一人で堪能できたのでよかった。ただ、密かに聞こえるカラオケの声がいまいちだった。
風呂上りに、裏庭らしきところを散策した。
あれれ?この鯉の池、めっさ水がきれいぞ!?湧き水かな?
この石碑は・・・
斉藤茂吉の歌碑である。茂吉さんはこの旅館はしばらくこの旅館で湯治をしていたそうだ。
その先は川原だった。
こうして、古湯温泉を堪能した。
続いて、古湯温泉から近い、熊ノ川温泉にやってきた。
こちらの発見者はスーパースター弘法大師様だ。
今日は、熊ノ川浴場(No.37)という入浴施設にやってきた。
中は3つの湯船がある。ちなみにここの源泉も相当ぬるい。一番低いところは、ちょっとした温水プール並だ。一番小さな湯船が比較的温かい。
この温泉は若干放射能を含むそうだ。ぬるいため、長時間入ることができるが、おじんに囲まれるため、まったくくつろげなかった。雰囲気はまるっきり銭湯である。
こうして、今回の温泉修行を終えた。
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