北インド旅行記(その8:ガンガーにてプージャーを見学)
ガンガーとは、ガンジス川のこと。ガートとは、川岸に設置された階段のことで、洗濯や沐浴の場として機能している。この二つの言葉は必ず覚えておく必要がある。
ヴァラナシでは日没にプージャーと呼ばれる、儀式が行われる。夕方にガンガーまで出て、中心的なガートであるダシャーシュワメード・ガートで行われるプージャーを見学する。
それまで、ホテルで休憩となった。
・・・うずうずして、ちょっと外に出てみた。
うほー、凄い人だ。普通に車に轢かれそうになった。怖くなったので、そそくさとホテルに戻った。
5:40。今度こそ本当に出発だ。
ガイドのクマールがサイクルリキシャーを呼んだ。サイクルリキシャーとは、自転車に人を乗せる荷台がついている代物だ。日本人はかもられる人が多いと聞くが、現地人と一緒なので安心だ。なかなか風が気持ちいいよ。。。
途中、あまりの人の多さと活気に、クマールに今日は祭りがあるのか?と聞いたら、いつもこんな感じとのこと。恐ろしいところだ。
野良ホルスタイン発見!
現場に着くと、ガンガーまでの数十メートルを物乞い集団が並んでいた。インド人はそれらの人々に少しずつ施しを与えながら歩いていく。物乞いは、まるでもらってやっているといわんばかりに偉そうだ。インド人の考えで貧者に施しを与えることで徳をつむというものがある。物乞いにしてみりゃ、こいつらに徳をつまさせてやっているという自負があるのだろうか?
その他にも花売りの少女がたくさんいた。つぶらな瞳で、ずっとついてくるので、参ってしまった。
そして、ナガサドゥと呼ばれる、灰をかぶった全裸のオヤジ・・・
変態ではない。聖者なのだ。ちょっと薬やってて目がいってても、徳が高く、一般人の尊敬を集めている。たとえ、局部丸出しでもだ。
プージャーは川沿いのガートの上で行われる。今回はゆっくり見れるように、ボートをチャーターし、船上から見学する。
始まった。僧侶?が入場してきた。
銅鑼や太鼓に合わせて、火を掲げ、お祈りをしていく。
幻想的な光景に感動した。
蝋燭屋から買った蝋燭をガンガーに流す。幻想的だ。
ほどなくして、陸上に戻ってきた。プージャーは続く。
何をぶつぶつ言っているかというと、神の名を唱えているらしい。
シヴァ→ヴィシュヌ→ブラフマンと主要な神から順に唱えていく。最後は何と、サイババ氏とのことだ。インドではサイババ氏は既に神になっていた。
まだまだ、熱狂の夜は続いていくが、この辺でお暇することになった。
普通に野良牛が歩いている。
ホテルに帰ると、夕食前にクマールの部屋に行った。クマールが密かに買ったウィスキーを部屋飲みする。ほんの少しでへべれけになった。
すっかり上機嫌な私は、夕食でクマールが食っていた生とうがらしを食ってみた。
・・・辛~い!Σ(゚□゚(゚□゚*)
あまりの衝撃にしゃっくりが止まらなくなった。
自室に戻った。
ご覧のように、きれいな部屋だが、シャワールームにはバスタブがなかった。一回シャワーを浴びると、トイレがびちゃびちゃになる。まあ、明日ガンガーから帰った後にシャワー浴びるかと、寝ることにした。
・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・腹が!
腹が燃えるぞ~い!
これはさっきのとうがらしのせいか?
トイレに行くと、おケツが燃えた。
腹は痛いわ、夜中までずっと、謎の音楽が外で流れており、大変五月蝿いわ、寝られないから本読んでたら停電するわで散々な夜であった。