関東文化的探求の旅Ⅲ(その7:東京国立博物館Ⅲ)
本館の1階から平成館への通路がある。
平成館は皇太子殿下ご成婚を祝して、平成11年に開館した。
2階は特別展の展示場になっている。今(平成24年2月)は特別展をやっていないので、閉まっている。1階には常設展として考古展示室がある。
具体的に言うと、
これだ!
遮光器土偶だ。イヌイットが雪の中で行動するときに使う遮光器に似た目をしていることから、その名がある。しかし、我々オカルトファンには宇宙人を象ったという説で有名である。
国宝の銅鐸だ。
国宝の秋草文壷だ。平安時代のもので、出土したときお骨が入っていたそうだ。要するに、骨壷?
何やら楽しげな土偶が陳列されていた。
これはさっきの遮光器土偶とは違うようだ。片足が欠けている。
人面壷?
古墳時代の太刀で、国宝だ。
これぞ、埴輪の中の埴輪!国宝の埴輪「挂甲の武人」だ。群馬県出土だったんですね。
埴輪ご一行様だ。
重要文化財の石人だ。八女出土やんかあー!
実にユーモラスですな。
唐三彩から奈良三彩コーナーだ。
ちなみにこれが奈良三彩だ。唐三彩はけばいが、こっちは幾分大人しい?
考古的な展示物以外にも、博物館で修復した文化財コーナーもあった。ちなみにこれは、河鍋暁斎の「花鳥」だ。
平成館の見学も終えた。
ここトーハクは、他にも、
法隆寺宝物館や
重要文化財の黒門などがある。
法隆寺宝物館は、閉館時間が間近なので、かなり端折ってみてしまったが、実に見ごたえがあった。ここで展示されているのは、法隆寺献納宝物と呼ばれるものである。明治維新の廃仏毀釈で経済的に困窮した法隆寺が皇室に宝物を献納した。この見返りとして、法隆寺には、当時のお金で金1万円が下賜されたのだ。
本当にお宝なので、是非見るべき展示である。
こうして、最後は駆け足だったが、何とか見ることができた。
これに今は閉館中の東洋館もあるのだから、全体を見ようとすれば、完全に丸1日かかる。凄いとしか言いようがない。さすがはナショナルミュージアムだ。
こうして、トーハクを出た。
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