長府を歩く(その4:忌宮神社)
忌宮神社(いみのみやじんじゃ)にやってきた。
忌宮神社は式内社にして、旧官幣小社、長門国二宮という、なかなかの神社である。ご祭神は、仲哀天皇、神功皇后、応神天皇である。仲哀天皇が熊襲平定の際、行宮とした場所だそうだ。当初は、仲哀天皇のみが祭祀されていたが、後に神功皇后と応神天皇が祭られたそうだ。それぞれが神殿を持っていたが、火災のため、神功皇后を祭る忌宮にすべて合祀することになったことから、その名がある。
鬼石なるものがあった。
かつて、ここを攻めてきた新羅の武将を討ち取り、その首を葬った場所だそうだ。ただの石にしか見えない。
ほなお参りしまひょ!
摂社で八坂神社があった。監督が呼ぶので、行ってみると、祭神を見よという。。。
八坂神社といえば、スサノオノミコトだろうが、その他にもやたらと神々が祀られていた。中には菅原道真の名も・・・
境内の奥には、蚕種渡来之地を記念する碑が立っている。三代実録によれば、仲哀天皇の治世に、秦の始皇帝の子孫がやってきて、蚕の卵をもたらしたそうだ。それを記念して、建てられているのである。
なかなか歴史のある神社だが、社が新しく、雰囲気はあまりなかった。
こうして、長府の散策を終えた。
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