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    2007年2月。とにかくカルチャーショックの連続だった。

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2012年3月

2012年3月29日 (木)

沖縄で感じたこと(その1:識名園)

平成24年2月15~16日。沖縄にちょいと行ってきた。今回は、前回行けなかった世界遺産と戦争関連の施設を見学することにした。それでは始まりである。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

2月15日。昼過ぎに沖縄に着くと、国際通り近くのホテルに荷物を置いて、早速街に繰り出した。まずは識名園に行くことにする。識名園にはバスで行く。国際通りの入り口近くのバス停からトコトコやってきた。

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ここが入り口である。

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識名園は、世界遺産である。第二尚氏時代に作られた庭園であるが、その中の建物はほとんど沖縄戦で破壊されてしまった。その後、復元されたものである。

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早速、散策しよう。。。

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まず左手に見えてきたのは、番台という建物である。

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そして、右手に通用門が現れた。

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いかにも亜熱帯という雰囲気の木々が生えている。

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こちらが、正門らしい。門の外は住宅地で、内側は亜熱帯の林と不思議な空間になっている。

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順路を進むと、視界が開けてきた。

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でっかい池が見えてきた。

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こちらは育徳泉という。池の水源の一つだ。特筆すべきは、ここに生える淡水性の紅藻、シマチスジノリが特別天然記念物ということだ。

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シマチスジノリはよく分からなかったが、カダヤシが泳いでいた。

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なんか凄い橋やなあ。。。

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御殿(うどぅん)という中心的な建物が見えてきた。

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靴を脱いで上がれる。

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これは園内で拾われた沖縄戦で使われた砲弾の破片と思われる物体だ。言葉が出ない。

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御殿から庭園全体を眺める。なかなかのものだ。

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かつて中国からの冊封使を迎えた一番座だ。

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お台所だ。

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中庭ですな。京都なんかで見るのとは、えらく印象が違う。

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再び庭の散策をする。

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さっき見たごつごつした橋を渡る。

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六角堂が見えた。

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中国っぽさがある。

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高台から庭を望む。

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滝口?

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これかっ!?池の水が樋から落ちているだけだ。

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池を離れ、再び林の方へ進む。

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沖縄戦で掘られた壕があるそうだ。

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確かに穴があった。

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勧耕台碑なるものがあった。19世紀に冊封使が尚育王を讃えたものである。もともとの碑は戦争で破壊されたため、1980年の復元である。

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勧耕台という展望所である。

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那覇の街が一望できた。

こうして、識名園の散策を終えたが、所々戦争の傷跡が見えて、多少ショックであった。

2012年3月27日 (火)

九州温泉修行Ⅱ(二日市温泉、大川温泉、久留米温泉)

九州八十八湯めぐりを3月から開始したが、今回は第2報である。今回も重箱の角をつつくように近場を攻めてみた。前回はこちら

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

平成24年3月11日。うっちょと二日市温泉の博多湯(No.4)に行ってきた。

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二日市温泉といえば、奈良時代から開かれた歴史ある温泉で、万葉集にもでてくるそうな。。。

博多湯は共同浴場になるが、何と幕末からあるそうだ。すげっ!

まだ、かなり寒いので、ゆっくり温まるとしよう。。。

玄関を入ると、いきなり受付のおばさまに、「今すぐは満員なので入れません!」と言われた。

うげっ!?と思っていると、順番になるまで2階の休憩室で休んでくださいとのことであった。番号札を受け取ると、2階へ上がる。

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なかなかいいじゃないですか!

うっちょとだべっていると、番号が呼ばれた。

下に降りて、いよいよ浴場に入る。脱衣場から結構人がいた。

浴室に入ると、地階に下るような趣になっている。露天はない。早速、湯船に浸かる。う~ん、極楽じゃ。

ここは源泉掛け流しで、加水加温もしていないらしい。泉質は単純泉だが、ほんのり硫黄臭がし、温泉に来たという感じになる。ほんのりラドンも含んでいるそうだ。

湯船にゆっくり浸かった後、体を洗う。うっちょより早く洗ったので、再び湯に浸かる。かなりに温まり、若干湯疲れした。うっちょ、おせぇ~なあ・・・と思って、よくよく洗い場を見ると、うっちょと思っていた人影は見知らぬ、おっさんであった。慌てて、出ると、うっちょはすでに上がって、2階の休憩室にいた。

こうして、温泉を堪能したわけだが、この風呂はなかなかお薦めである。福岡に近いという面でもいい感じだ。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

平成24年3月17日。大川温泉貴肌美人緑の湯(No.5)にやってきた。ここは、家から比較的近いので、たまに来るのだが、今回も無性に行きたくなったので、スタンプゲットの機会でもあったので、やってきたのだ。

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大川と言っても、ほとんど大木町かという所にある。ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉というややこしい泉質であるが、特徴はその緑色である。何でもフルボ酸なるものが含まれるらしい。これは太古の植物などが分解される中で生成されるものらしく、大川温泉はいわゆるモール泉というやつになるのかな?

湯は少し、ぬるぬるしている。仕事帰りにちょいと行くには、いい温泉だ。露天もあり、ゆっくりできる。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

平成24年3月23日。久留米のあおき温泉(No.6)というところにやってきた。

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久留米とはいうものの、実は先ほど紹介した大川温泉から結構近い。車で数分だ。

早速中に入ると、いかにも地域のじじばばの寄り合い所のような雰囲気があった。奥にはカラオケ完備の宴会場もあった。

早速、風呂に入る。温泉というより銭湯の雰囲気がある。浴室に入ったとたん、ほんのり硫黄臭がしたが、すぐに鼻が麻痺したのか、分からなくなった。さっきの硫黄はどこに?と不思議な気分になった。湯は、かなりのぬるぬるである。露天もあるが、屋根があり、露天モドキといった感じだ。湯にゆっくり浸かっていた私だが、途中で入ってきたおっさんが、あまりに気持ちよかったのか、「ん~、んふ~、ふう~、あぁ~」と喘ぐので気持ち悪くなってでてしまった。なお、サウナもあり、温泉のスチームサウナかと思い覗いてみたら、普通のサウナでおっさんがすし詰め状態で陳列されていた。

泉質はかなり良いと見た。

これにて、今回の報告を終える。

2012年3月26日 (月)

京都迷宮入りⅩ(その6:寂光院)

寂光院にやってきた。

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寂光院は天台宗のお寺で、山号を清香山、寺号を玉泉寺という。

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寂光院といえば、建礼門院が平家滅亡後、出家し隠棲した場所である。また、大原御幸の舞台として有名である。

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こっちは茶室のようだが、そのままスルーして石段を上がる。

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さっそく本堂が見えるが、新しい。

それもそのはず、2000年に放火され、焼失したのだ。ひどい奴もいたもんだ!前の本堂は淀君の命で建てられた歴史有る建物だったのが、今のものは、2005年の再建である。本堂の焼失時、本尊の地蔵菩薩(重要文化財)も建礼門院像も阿波内侍像も燃えた。したがって、これも新しく作られた。本堂の見学をしたが、真新しい堂内に、文化財を大事にしない放火犯に怒りを覚えた。この放火犯は逮捕できないまま、時効を迎えてしまったそうだ。

腹立つなぁ~ヽ( )`ε´( )ノ

ところで、阿波内侍とは、建礼門院に仕えた女房で、一緒に出家した。大原女のモデルとも言われている。

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この木は、姫小松という。2000年放火事件の際に被災し、こんな哀れな姿になってしまった。現在はご神木として祀っているそうだ。

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湧き水か・・・

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寂光院の見学を終えた。歴史の有る寺であるが、肝心なところが燃えてしまったので、何とも残念な気持ちになった。

この後、京都中心部に戻り、JIN氏の案内でとある甘味屋にはいり、

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一服し、今回の散策を終えた。

2012年3月25日 (日)

京都迷宮入りⅩ(その5:宝泉院)

勝林院のすぐ隣に、宝泉院がある。それもそのはず、元々勝林院の僧坊だったそうだ。

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ここは拝観料を払えば、抹茶と茶菓子もらえる。

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ほほお、これで、抹茶に引き換えるのか・・・

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まずは庭から散策する。

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枯山水って、やつなんでしょうか?

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なかなか意趣を凝らした庭のようだが、全然分からん。庭好きのJIN氏は興味深そうだが、色々質問するのも癪なので、今度、庭について影勉することにしよう。。。

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さて、建物に入りますかね。

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おお、これが、名物の庭か・・・

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ここから庭を見るのか・・・。庭は置いておいて、   

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まずはお参り。

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おや?こんな所に水琴窟が・・・

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ほんでもって、これが血天井だ。伏見城で関が原の前哨戦があったが、その際、鳥居元忠らが自刃したが、これはそのときの床板だ。京都の寺ではたまにある。

源光庵

養源院

ちょっと最近、見飽きたかな・・・?

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そろそろ庭をじっくり見ましょうかね。。。

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抹茶もきたぜよ!

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お菓子食って、お茶飲んで、、、はぁぁぁぁ・・・、ほっこりするねぇ。。。

隣を見ると、茶JINはさすが垢抜けていた。

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ゆっくりするには、ええ寺ですなあ。。。

2012年3月23日 (金)

京都迷宮入りⅩ(その4:勝林院)

三千院を出て、北へ進むと、右手に後鳥羽上皇と順徳天皇の大原陵が見えてきた。

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さらに北へ進むと、一番突き当たりに勝林院がある。

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勝林院は天台宗のお寺で、山号は三千院と同じく魚山である。古くから天台声明の道場であり、顕信と法然が浄土信仰について議論した大原問答の舞台として有名である。

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彫り物がなかなか立派だ。

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本尊は阿弥陀如来である。

堂内を見学する。

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おお!法然上人やん!

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あれっ!?これは、ぎーさん御用達の和菓子屋じゃないか?事前に予約してないと売ってくれないところや。。。昔、買いに行ったなあ、、、JINさん。

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普賢菩薩か・・・

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さて、出よ・・・

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そうそう、ち漢には用心しないとね!

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木の影から怪しい人影が・・・

ってか、普通二人で歩いてたら安全なんじゃないの?

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

訂正

途中でお菓子の紙袋がありましたが、この紙袋のお菓子屋さんは、私が思っていたところとは違うとぎーさんから指摘がありました。しっかり確認してませんでした。まことに申し訳ありません。ぎーさん曰く、このお菓子屋さんも名店だそうです。

2012年3月22日 (木)

京都迷宮入りⅩ(その3:三千院)

バスに乗り乗り、大原までやってきた。

今まで四条三条付近を紹介してきたが、今回の目的は大原散策なのである。実は私、大原に来るのが初めてである。ということで、JIN氏に大原行きを提案し、受諾されたのだ。

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まずは、関西人ならば誰でも知っている、「京都~、大原三千院~」でお馴染みの三千院である。

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三千院の周囲は石垣で囲まれており、寺というより城っぽい。

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ここが山門にあたる、御殿門だ。

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山門をくぐると、すぐに拝観入り受付があり、その後、客殿の見学になる。三千院はかなり広い。三千院は、天台宗のお寺で山号を魚山という、かつての門跡である。

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客殿に入ると、すぐにあるものが目に入った。

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元三大師~

なんと、比叡山の横川以来である。JINと二人、テンションが上がった。

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座敷から庭が見える。雪景色でなかなか雰囲気が良い。

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この庭は、聚碧園という。江戸時代の茶人、金森宗和の手によるものだそうだ。現代の茶JINも感慨深いものがあるのか、哀愁を漂わせながら庭を眺めていた。

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なかなか雪が激しく降ってきた。そこかしこに雪が薄っすら積もってきた。なんとも風流で一句捻りたくなったが、何も浮かばなかった。

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きれいな水だ。なかなか冷たかった。

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ここから先は建物が変わるようだ。

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この先は宸殿であるが、あいにく堂内撮影禁止である。本尊は秘仏の薬師瑠璃光如来である。お参りを済ますと、持ってきた靴を履き、堂外に出る。

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先ほどの宸殿である。この建物は大正時代のものである。

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通路を歩くと、

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その先には、

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重要文化財の往生極楽院がある。

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中には国宝の阿弥陀三尊が祀られている。これには、ただ感動で息を飲んだ。すごいですぞ!としか言いようがない。

往生極楽院は、もともと三千院とは別の寺院だったそうだ。それが、時代が下り、三千人に取り込まれたようだ。

往生極楽院の創建は平安時代と古いが、その建物は、江戸時代に大々的に修理されており、大部分が比較的新しい。しかし、なかなかの迫力がある。

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極楽院の前にある林には、地蔵様たちが密かにいらっしゃる。

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目ぇ開いたら、金色疋殺地蔵になりそうやな。。。

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宇賀神とあるので、弁天様だろう。。。寺の境内に鳥居があるのは、神仏習合の名残だろう。

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ご丁寧に弁天様らしき御仁が立っていた。

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見学できる境内の最奥部、観音堂である。

その他にも、

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鎌倉時代の石仏がある。阿弥陀如来ということだ。

このように見所が多い寺である。大原で一番有名であろうのも肯ける寺であった。

2012年3月19日 (月)

京都迷宮入りⅩ(その2:本能寺)

寺町通を北上し、御池通にぶつかろうかというところに、本能寺がある。

そう!敵は本能寺にあり!の本能寺だ。前々からこの場所にあることは知っており、前は何回も通っているが、今回折角だから境内を散策することにした。

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本能寺は法華宗本門流の大本山である。本能寺といえば、前述の本能寺の変が有名だ。しかし、当時の本能寺は今とは違うところにあったそうだ。本能寺の変で焼失しているのは、有名だが、その前にも延暦寺の僧兵に燃やされたり、その後にも幕末に禁門の変で燃えたりと散々な目にあっている。そのため、本能寺の「能」という字の「ヒ」という部分を「去」とかえている。「ヒ(火)」が「去る」ということだ。本堂は当然新しい。

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信長公のお墓はどこじゃい?

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これか!?高野山の墓はしょぼいけど、ここは立派ですなあ・・・。でも、天下人直前まで言った割には小さいのかしら?

境内には、信長公の墓の他にも、

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本能寺の変戦没者の墓や、

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京都への法華の布教に尽力した日像上人の墓や、

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徳川家重夫人、管中納言局庸子、島津義久夫人の墓が何故か、黒い三連星のジェットストリームアタック状態で並んでいる。

伽藍は全く新しいが戦国ファン必見のお寺なのではないかな?

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この後、昼飯に蒸し寿司なるものを食った。ボリューム的には足りないが、美味かった。JIN氏は何でこんな所を普通に知っているのかなあ?

2012年3月18日 (日)

京都迷宮入りⅩ(その1:染殿院、誓願寺、矢田寺)

平成23年12月30日。平成23年ももうすぐ終わるというときに、京都へ行くことにした。年末のこの時期の京都は人気がなく、よい。今回は例によってJINと一緒だ。

阪急電車で四条川原町までやってきた。JINがどうしてもというので、とある寺にやってきた。

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この細~い、路を入ると、染殿院というお寺がある。

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別名、そめどの地蔵という名のとおり、本尊は地蔵菩薩だ。時宗四条派大本山金蓮寺の塔頭だそうで、安産祈願で有名である。

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JIN氏、真剣に祈願・・・

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平安時代、文徳天皇皇后、藤原明子(染殿后)がこの地蔵に祈願し、皇子を産んだそうで、その名があるらしい。

堂内は薄暗く、線香の煙が立ち込めており、なかなか雰囲気が良かった。

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おや?おひんづる様じゃないですか!?

めいっぱい撫でた。

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新京極通を北に進んでいたら、和泉式部の墓なるものに遭遇した。

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誠心院というお寺の境内に、和泉式部の墓がある。何でも誠心院の初代住職は和泉式部なんだそうだ。

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誠心院からまた少し、北に進むと、でっかい寺が現れた。

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誓願寺というお寺である。

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浄土宗西山深草派の総本山なのである。

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本尊は阿弥陀如来である。それにしても、さすが京都である。何気なく凄い寺が街中にある。感心する私とJINであった。

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さらに北上し、寺町通を進むと、矢田寺がある。

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ここの特徴は数々の提灯と、

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お地蔵さん。

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商店街の中にあって、独特の空間を形成している。私好みのお寺であった。

2012年3月12日 (月)

長府を歩く(その4:忌宮神社)

忌宮神社(いみのみやじんじゃ)にやってきた。

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忌宮神社は式内社にして、旧官幣小社、長門国二宮という、なかなかの神社である。ご祭神は、仲哀天皇、神功皇后、応神天皇である。仲哀天皇が熊襲平定の際、行宮とした場所だそうだ。当初は、仲哀天皇のみが祭祀されていたが、後に神功皇后と応神天皇が祭られたそうだ。それぞれが神殿を持っていたが、火災のため、神功皇后を祭る忌宮にすべて合祀することになったことから、その名がある。

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鬼石なるものがあった。

かつて、ここを攻めてきた新羅の武将を討ち取り、その首を葬った場所だそうだ。ただの石にしか見えない。

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ほなお参りしまひょ!

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摂社で八坂神社があった。監督が呼ぶので、行ってみると、祭神を見よという。。。

八坂神社といえば、スサノオノミコトだろうが、その他にもやたらと神々が祀られていた。中には菅原道真の名も・・・

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境内の奥には、蚕種渡来之地を記念する碑が立っている。三代実録によれば、仲哀天皇の治世に、秦の始皇帝の子孫がやってきて、蚕の卵をもたらしたそうだ。それを記念して、建てられているのである。

なかなか歴史のある神社だが、社が新しく、雰囲気はあまりなかった。

こうして、長府の散策を終えた。

2012年3月10日 (土)

長府を歩く(その3:乃木神社)

古江小路を歩く。

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途中には、菅家長屋門がある。

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毛利家の侍医だった菅家の長屋門だそうで、下関市の有形文化財だ。

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乃木神社にやってきた。

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陸軍大将乃木希典を祀った乃木神社といえば、東京のものが有名だが、ここ長府にも存在する。なぜならば、ここ長府が生まれ故郷であるからである。乃木が幼少期を過ごした旧家を再建し、さらに神社を建立した。

乃木希典とは日露戦争の英雄で、旅順攻略が有名である。明治天皇が崩御された際、後を追って、自決したことでも有名である。

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とりあえず、参拝っと!

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境内には、乃木夫妻の像が・・・

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こちらが旧乃木邸である。信じられないくらい小さい。乃木家は長府藩の藩士であるが、藩士の暮らしって、こんなんなん?

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乃木一家。右手前が幼少期の希典だ。

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土間、狭っ!

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旧乃木邸の向かいには、宝物館がある。

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ほほう!「拝観料はおもいより」ですな!?

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おもいよりを入れておいた。

中には、乃木希典縁の品々が展示されている。センサーで展示室の電気がつくというハイテクさだが、時間がたつと勝手に消える。

監督と二人、あーだーこーだ能書きをたれながら、鑑賞した。正直、あんま興味はなかったが・・・

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おお!203高地の松ですか!?

2012年3月 9日 (金)

長府を歩く(その2:長府毛利邸)

功山寺からちょいと歩くと、長府毛利邸がある。

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長府藩という支藩がかつてあった。その藩主である毛利家の邸宅で、十四代元敏公が明治36年に建てた。

明治天皇行幸の記念碑があるが、明治35年に熊本での陸軍演習を視察した際、滞在したそうである。

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表門である。

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ほな入りまひょ!

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玄関である。ここから内部を見学できる。

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明治36年ということと、きっちり管理されていることで、かなり新しさを感じる。

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窓から庭が・・・。風流ですなあ。。。

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ほほお!ここに明治天皇がご宿泊されたのか!?

意外に狭い?

順路を追っていくと、外に出ることができる。

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外から建物を見るのも、乙である。

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池があった。

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振り向くと、監督がスマートフォンを弄っていた。庭はお嫌いか?

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こっちの庭は入れない。

再び、中に入る。

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この階段は?

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上に上がると、毛利家の皆さんの写真やら何やらが展示されていた。

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中庭である。

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こうして、長府毛利邸の見学を終えた。少し古い家ということで、寺マニアな我々にはテンションが上がる場面がなかった。

2012年3月 5日 (月)

長府を歩く(その1:功山寺)

平成23年12月25日。クリスマス。。。

前日は、世の中のリア中たちを呪いながら、夜が更けた。今日は、監督と長府に行くことになった。というか、家族サービスしなくていいのか?

長府は、山口県は下関市にある、地区である。古びた町並みや旧跡がある。長府までは、九州道で下関までやってきて、あとは一般道ですぐである。

まずは功山寺に行くことにした。

功山寺の近くで駐車場にとめる。この駐車場は係りの人もおらず、料金箱があるのみであった。ま、当然払ったけどね。。。

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金山功山寺は曹洞宗のお寺である。長府毛利家の菩提寺でもある。ここの仏殿は鎌倉時代のもので、国宝に指定されている。

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総門をくぐる。

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入ってすぐに左手にあるのは、地蔵堂である。

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山門が見えてきた。

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立派な山門だ。

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山門をくぐると、早速正面に仏殿が見える。

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おお!何やら雰囲気があるぞ!さすが、国宝である。

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この先に毛利家の墓所がある。

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うにょ?扉が閉まっておるぞ!?

隙間からのぞいてみた。

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あれが、墓か・・・

近くで見れないのは残念ですなあ。。。

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境内には、他にも輪蔵なんかがある。

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そして、これ!

高杉晋作像である。

ここ、功山寺は高杉晋作が長州俗論派(いわゆる保守派)の打倒のため挙兵した舞台なのである。高杉晋作ファンならば、垂涎なのであろうが、全く興味のない監督は、遠い目をしていた。私は、すこしくらいは興味があるので、ちょっとテンションが上がった。

何にせよ、国宝の仏殿だけでも必見の寺といえるだろう。。。

2012年3月 4日 (日)

九州温泉修行Ⅰ(平山温泉、山鹿温泉)

九州八十八湯めぐりという参加型イベントがある。九州温泉道を究めるため、九州に点在する対象施設に入っていき、スタンプを押していく。88個のスタンプが貯まると、泉人に認定されるのだ。このことをとある組織の幹部から聞いた私は、参加を決意したのだ。スタンプ帳はJR九州の主要な駅で手に入る。長崎出張の際、スタンプ帳を手に入れた私は、虎視眈々と修行開始の機会を狙っていたが・・・

沖縄に行ったら、ものの見事に大風邪を引いてしまったために、開始が遅れてしまった。

平成24年3月4日。いよいよ満を持して、修行を開始する日がやってきた。

まずは自宅から1時間かかるかかからないかの位置にある、熊本県の平山温泉にやってきた。ここは、たまに温泉に入りたくなってどうしようもなくなったときに、来たりする。平山温泉は硫黄泉で、泉質が良いと評判である。

記念すべき1つ目は、平山温泉元湯(No.1)である。

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入湯料は200円とかなり安い。販売機でチケットを購入し、受付に渡す。序でにスタンプを押してもらった。すると、貴重品を背後のロッカーに入れるように促された。ここの脱衣場は脱衣籠しかなく、貴重品は予め預けるのがベストである。

早速、温泉に入る。ずいぶん、質素な脱衣場で衣服を脱ぐと、早速温泉にIN!

風呂場は一つの湯船しかなく、簡素である。一部は石で区切られており、片方は熱く、もう一方は温めである。ちなみに露天はない。源泉掛け流しだそうだ。

湯はわずかに白く濁っており、ぬるぬるしている。これはお肌すべすべになりそうだ。

お湯はなかなかいい感じなのだが、何とも落ち着かない感じだ。やはりかつて、玉造で脱衣籠からパンツを盗まれたトラウマなのか!?

結局、大してくつろげず温泉を出た。

続いてやってきたのは、同じ平山温泉の「湯の蔵」(No.2)である。

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ここには、数回訪れたことがある。ここの雰囲気はいい。

入湯料は350円で、結構安い。販売機でチケットを購入すると、受付に渡す。そしてここでもスタンプを押してもらう。

いざ脱衣場である。ここは鍵つきロッカーなので、安心だ。料金は10円である。

ここでは体を先に洗うことにした。備え付けのボディーソープやシャンプーは馬油で作られており、これで洗うとぬるぬるになってしまう。

おかげで湯船に使っても、湯がぬるぬるなのかどうか分からない。しばらく入っていても、ぬるぬるなので、湯がぬるぬるしているのだろうと、決め付けた。ちなみに、ここもわずかに白く濁っている。

ここは露天もあり、ゆっくり浸かることができた。

平山温泉は何気にお薦めの温泉である。もっとも、よく行くのは、この湯の蔵の近くのフローラだったりする。

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まだ、時間があるので、山鹿温泉にやってきた。

本日3軒目は、桜町温泉(No.3)である。

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見てのとおり、怪しい雰囲気が漂っている。本当に営業しているのかどうかも怪しい感じだ。

扉を開けると、番台さんがいなかった。先に入った人は、番台に料金の150円を置いて勝手に入ったが、私はスタンプを押さなければならない。呼んでも来ないので、どうしようかと思っていると、番台さんが外から入ってきた。スタンプは自分で押すよう促された。

スタンプを押すと、脱衣である。ちなみに、ここは普通の銭湯のような感じなので、男湯と女湯が入り口から分かれており、真ん中に番台さんというスタイルだ。そして、脱衣場には使えそうにない、ロッカーらしきものがあったが、よく分からなかったので、脱衣籠で対応した。

浴場と脱衣場がガラスで丸見えなので、一応盗みがないかどうかは確認できるが、小心者の私は落ち着いて入ることができなかった。

浴場はいたってシンプルである。3層に区切られた浴槽は左奥から、奥、手前と連なっており、奥から順にぬるくなっていく。湯は透明で、若干ぬるぬる感があるようだ。

近所のおじんおばんの憩いの場らしく、入っていて、何こいつ?見たいな目で見られた。う~ん、どうにも落ち着かないなあ。。。

ということで、ある程度温もると、そそくさと出てしまった。この温泉は銭湯のノリで地元民が行く温泉のようなので、そういうのが好きな人にはお薦めであろう。

こうして、修行開始としては順調なスタンプ3個をゲットしたのであった。

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