アンコール旅行記(その13:プノン・バケン)
アンコール3聖山の一つ、プノン・バケンだ。
登山道の入り口には、二対のシンハが狛犬のように立っているが、この間が登山道ではなく、右手のほうから上るようになっている。
鶏がおった!
いざ歩きだすと、謎の音楽隊が民族音楽のようなものを演奏しだした。誰もチップを入れていなかった。
登山客が見えなくなると、音楽はやむ。早速山道っぽくなってきた。鬱蒼としているが、おかげで雨に濡れなくなった。
途中で別の遺跡が見えた。
途中で数人が固まって地面を見ていた。そのグループのガイドさんが何かを摘まみ、木に置いた。
こ、これはっ!?
コノハムシではないくわっ!!(゚ロ゚屮)屮
これはとてつもなくテンションが上がる。帰国後、親友の古着屋(虫好き)に電話でこのことを報告すると、二人で興奮したくらいだ。
コノハムシの衝撃冷めぬまま山道を進んでいると、右手が開けた。
あれは、シンハ?
何でも昔の登山道だそうだ。
左手は山の頂上へ向かって道が続いている。それにしても急だ。閉鎖されたのも頷ける。
ジャングルやねぇ。。。
やがて、頂上に着いた。
開けた丘に遺跡があった。
そして、象の糞。。。
ここまで象を使っても上れるのだ。象さんも力んだのだろう。
プノン・バケンの寺院は、9世紀末にヤショーヴァルマン1世が建てた。その中央祠堂は、アンコール遺跡で最も高い位置にある遺跡である。
これを上がるのか・・・?
なんか大変そうよ。。。
上ってみれば、意外と上れた。皆少し大げさなのではあるまいか?
階段は細いが、足を横にしながら、蟹歩きで上ると、意外と容易い。
上がってきた。ここが一番高いのか。。。
中央の祠堂が一番高い。
中央祠堂の裏側。
何だ、この紐?
それにしても、意外と人が多いなあ。。。遺跡自体が狭いせいか、混雑さを感じる。
ここにもデヴァターはんがおりますえ。
象さん、おった!
さすが見晴らしええなあ。。。
雨がきつくなってきた。観光客は、そこらの祠堂で雨宿りをしだした。欧州人はこういうとき、雨宿りも絵になるなあ。。。ちきしょーΣ(・ω・ノ)ノ!
お!雨がやんで来た。向こうのほうが雲が切れてきて、幻想的になっておるな。
さて、下山するか・・・
階段細っ!
帰りのほうが怖いやないか!
ガイドのP氏に滑り落ちる人はいるか?と聞くと、
たまにいるとのことであった。
ちなみに日本人はあまり落ちず、たいてい某国の人だとか・・・
こうして、下山するのであった。
ところで、遺跡を降りるとき、上から他のグループのガイドさんが慌てていた。
何でも勝手に降りていった輩がいるらしい。すぐに見つかったが、悪びれた様子はなかった。
ガイドさんも肝を冷やしたことだろう。こういうことは止めましょう。。。
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