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伝説の旅ベスト5

  • 第五位:第一次九州遠征(2号線の旅)
    1999年3月に国道2号線を使って、神戸から北九州まで旅をした伝説。帰りはフェリーで松山に上陸し、四国を横断して帰ってきた。
  • 第四位:ハワイのんびり旅行
    2005年12月。ホノルルマラソンに出走。人生を変えた旅。
  • 第三位:英国旅行
    飯は不味いが、とにかくお洒落な街と大英博物館、ストーンヘンジ、カンタベリー最高!
  • 第二位:中欧旅行
    ベルリン、プラハ、ブタペスト、ウィーン、ヴェネチア、アムステルダムと6カ国の都市を主に列車で巡った。飯が美味かった。
  • 第一位:北部インドの旅
    2007年2月。とにかくカルチャーショックの連続だった。

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2011年8月

2011年8月28日 (日)

巴里は萌えているか?(その25:オルセー美術館、そして飯)

すっかり夜も更けた。

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オルセー美術館にやってきた。ゴッホの自画像が我々を迎えてくれた。

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サイと像も歓迎ムードである。。。

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早速入る。

中でチケットを購入し、コートや荷物を預けると、いよいよ絵画との対面だ。

生憎、写真撮影禁止なので、文章のみの紹介とさせていただく。


ずいぶん不思議な造りをしている。

吹き抜けのフロアになっており、どうやら3層構造になっているようだ。

そもそもこのオルセー美術館は、元駅舎である。かつて、1900年のパリ万博にあわせて建設されたオルセー駅があった。あいにく狭かったため、やがて廃止された。その跡をどうするかということで、再利用されたのが美術館なのである。1986年に開館している。当然、私は生きている年代だが、まったく覚えていない。日本では大したニュースにならなかったのかな?

確かに駅として見ると、この不思議な構造も納得である。そして、一番奥に見えている大時計がかなり違和感であったのだが、これも駅の時計とのことで後で、すっかり納得してしまった。

この美術館の特色は19世紀後半から20世紀初頭の作品専門ということである。もっと古い作品を主に扱うルーブルともっと新しい作品を扱う国立近代美術館の隙間をうまく埋める存在なのである。また、絵画、彫刻のほかにも、工芸品や写真など実に幅広い展示をしている。

有名どころは数が多すぎるので、あまり記載にしない。

私はアングルの「泉」が好きだ。以前、京都市美術館の特別展で見たが、何回見てもいい。JIN氏はマネの「笛を吹く少年」をしげしげと眺めていた。

私:昔、ぎーさんに連れて行ってもらった神戸市博物館の特別展で見たよなあ?

JIN:やっぱそうやんなあ!

ぎーさん、恐るべし。名画の影にぎーさんあり。ていうか、私がここまで絵画好きになったのは、明らかにぎーさんの影響なのである。

他にもルノワールやらゴッホやらドガやらモローやらルソーやらセザンヌやらゴーギャンやらとにかく有名な絵がこれでもかと展示されている。

中でも私が是非見たかったのは、クールベの「オルナンの埋葬」である。発表当時はかなり酷評されたそうだ。全体的にくら~い感じで、とにかくでかかった。異様な迫力があった。

JIN氏はラコンブという人の「イシス」という木のレリーフをしげしげと見ていた。ぶっさいくな女神の乳首からワインがどばどば出ているという、夢に出てきそうな作品である。次からワイン飲むときは吐きそうやな。。。

そんなこんなで目一杯楽しんだ。

腹も減ったし、飯にするか。。。

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とあるベルギー料理屋で、、、

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とりあえず、ビアで乾杯や!おつかれさんヽ(´▽`)/

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ムール貝である。こんなに大量にムール貝を食べたのは、初めてである。非常に美味かった。

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なかなか美味かった。非常に満足であった。

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夜のノートルダム大聖堂の外観を見たところで、ホテルに帰った。

こうして、三日目終了である。

2011年8月26日 (金)

巴里は萌えているか?(その24:サン・ジェルマン・デ・プレ教会)

サン・ジェルマン・デ・プレ教会にやってきた。

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鐘楼は11世紀、教会堂の一部が12世紀とフランス最古のひとつといわれるロマネスク様式の教会である。

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ど~ん!

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中に入った。

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ここも人が少なくていい感じだ。

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何やら細い人が立っていた。何?

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静かに教会見学するにはもってこいの場所であった。

2011年8月25日 (木)

巴里は萌えているか?(その23:サン・シュルピス教会)

パリを歩く。

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セーヌ川である。

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おいおい、いいのかい?そんなとこ歩いちゃって・・・( ̄ー+ ̄)

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よっ!ほっ!っと・・・

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おお!船が来たぞ~い!

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こりゃ、ミカエルはんちゃうん?

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JIN氏、街角のパン屋さんに反応する。

何やらもの欲しげにショーウィンドウを眺めていたが、諦めて歩き出した。

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サン・シュルピス教会にやってきた。

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教会前には噴水がある。

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16世紀に建てられた教会である。この教会を有名にしたのは、ベストセラー小説「ダヴィンチ・コード」である。ラングドンシリーズをこよなく愛するJINが是非とも来たかった教会なのである。

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さ、中に入ろう。。。

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ええがな!

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ピエタ?

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聖母子像のようですな。

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おやオベリスク?

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このオベリスクがダヴィンチコードでは重要なのである。この下でシラスがキーストーン(偽)を掘り返すのだ。オベリスクの中心を通り、床まで一本のラインがある。これが、ダヴィンチコードではローズライン(子午線)であるとなっている。でも本当は日時計なんだそうだ。

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オベリスクの左隣にはどこかで見た御仁がおられた。

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後ろを振り返ると、上にパイプオルガンがあった。

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入り口近くの左手には、何故かトリノの聖骸布の写真が展示されていた。

このほかにもドラクロワのフレスコ画など見所は多い。人もあまりおらず、先ほどのノートルダム大聖堂よりも私には魅力的だった。

こうして、教会を出た。

で、、、

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結局、パンを諦めきれず、さっきのパン屋さんに入るJIN氏。私は外で待機した。

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クロワッサンと何かを買って、でてきた。

もちろん、おこぼれもらいましたよ。ええ、美味しかったですとも。。。

2011年8月24日 (水)

巴里は萌えているか?(その22:ノートルダム大聖堂)

シテ島までやってきた。

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ん?なんか人だかりが・・・

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うお!?報道陣がいるぞ?

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なにかと思えば、ここは裁判所であった。何か大きな裁判でもあったのか?

異議あり!

さて、シテ島にやってきた目的はノートルダム大聖堂である。

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もともとは12から13世紀に建てられた教会で、ゴシック建築の最高峰とも言われる。

ツインタワーがなかなかいけてる。

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ファサード主要部分は19世紀の改装だそうだが、なかなか素晴らしい。

それにしてもここは人が多いなあ。。。

とりあえず、中に入ろうか。。。

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ええがな!

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薔薇窓も美しいねえ。。。

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誰か寝とるばい!

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こりゃ、ノートルダム大聖堂の模型か・・・

それにしても、ここは人が多い。。。

なかなかなもんじゃねとJINと二人でしげしげ見ていると、人の話し声が気になる。こんな騒がしい教会は初めてである。サン・ピエトロ大聖堂はあんまり声が大きいと警備員に怒られる。正直落ち着かない。

特に日本人の女子グループがかしましかった。なんでもえらい時間をかけてパリまで来たそうだ(中国東方航空でも使ったんかいな?)。こんな遠くまで来た甲斐があったとか、すごいとかそんなことをでかでかと言っている。まあ、素晴らしいけどねぇ。。。もうちょっと静かにしようよ。。。

そんなこんなで少し残念な気持ちになりながら、教会を出た。

最後にうんちくであるが、この教会は、ヴィクトル・ユーゴーの「ノートルダム・ド・パリ」の舞台である。詳しくは読んでないので知らないが、悲劇である。某アニメ会社の作ったアニメのようなハッピーエンドではない。救いようのない話である。

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2011年8月23日 (火)

巴里は萌えているか?(その21:モンマルトル)

地下鉄を降りて、地上に出た。

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ブランシュという駅である。ここから先はいわゆるモンマルトルと呼ばれる丘である。

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駅前にはかの有名なムーラン・ルージュがある。

ロートレックのポスターでお馴染みのキャバレーである。夜にはさぞかし賑わうだろうが、今は昼だ。閑散としている。

見たかったなあ・・・。フレンチ・カンカン・・・

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丘を北にしばし歩くと、レ・ドゥ・ムーランというカフェがある。

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このカフェは「アメリ」という映画の撮影で使われたとかで、大層有名らしい。

かつてはロードショーを愛読していた私も、すっかり映画音痴になってしまったものだ。

はい!知りません!本当に申し訳ありませんでした~_| ̄|○

せめてペリカン文書とかにしてくれい。。。

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さて、ここの名物であるが、クレームブリュレである。

ところで、私の友人の母親の話だが、フランス旅行の際、カフェで大層流暢に、

「クレーム・ブ・リュ・レ

と注文したそうだが、通じなかったそうだ。

ここでは普通に日本語っぽく注文すると、普通に通じた。

さて、いよいよ食す!

・・・

ヽ(´▽`)/

美味っ!

これはいけますよ!JINさん!

こんな美味しいものは、20年前なら卒倒するほど美味かったろう。。。今は日本の洋菓子屋さんのレベルが上がっているので、そこまでではないが、充分美味しい。

クレームブリュレで腹も中途半端に満たしたところで、再び散策にでかける。

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さらに北上すると風車のある建物がある。ここがムーラン・ド・ラ・ギャレットである。かつてはルノワールの絵にもなったダンス・ホールであるが、今はレストランになっているそうだ。

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しばらく散策すると、牡蠣が売ってあった。フランスといったら、牡蠣やもんね。どんな味するんかなあ・・・?

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こっちは果物と野菜か・・・

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とあるチョコレート屋さんに入った。

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はい!買いましたよ!

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このウサギの絵がある家は、シャンソニエ(シャンソンを聞かせるライブハウス)である。ピカソやらモディリアーニらが通ったそうだ。かつては「殺し屋酒場」という店名だったが、アンドレ・ジルがウサギの絵を描いたところ、「Lapin A. Gill(A・ジルのウサギ)」をもじって「Au Lapin Agile(すばしこいウサギ」に改名したそうだ。

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テルトル広場にやってきた。ここはご覧の通り、絵描きと観光客でごった返している。

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この先のサクレ・クール大聖堂に向かおうと歩いていると、流し?の似顔絵描きと目が合った。次の瞬間もう書き始めた。私が慌てて断るとやめたが、JIN曰く、「もう鼻とあごができていた!」

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サン・ピエール・ド・モンマルトル教会である。パリ最古の教会の一つだそうだ。後ろのツインタワーはサクレ・クール大聖堂のものである。

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ちょいと遠回りしてしまったが、いよいよサクレ・クール大聖堂である。

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ガーゴイル?

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この大聖堂、1877年着工、1914年完成と結構新しい建物である。

普仏戦争敗北、パリ・コミューンと続く激動の時代に、市民を讃える目的で計画されたそうだ。費用は、4000万円フランかかったそうだが、全て民間寄付だそうだ。すげぇーな。。。

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ファサードにはなかなか立派な彫刻があった。キリストの磔刑とキリスト降架かな?

中はなかなか厳かな感じがして、大変よいが、あいにく撮影禁止だった。

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大聖堂から出ると、前方には絶景が広がっていた。

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大聖堂前の大階段でJINがあれをしようと言い出した・・・。まーくんを探せ!

さて、どこにいるか、分かるかな?

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

じゃじゃじゃじゃ~、大ヒント!

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ちょ○○ー○屋の○○

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さらに階段を下りる。

そろそろあれを食べるか・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

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いよいよ!チョコレート屋の箱が開く!

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まさかの

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エクレアでした。。。

それぞれ種類が違うので、JIN氏と半分に割って、両方試した。

美味し!

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エクレアを堪能した我らは、丘を降りていくのであった。

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2011年8月10日 (水)

巴里は萌えているか?(その20:エッフェル塔)

地下鉄に乗る。

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地下鉄がやがて、地上になり、駅を降りた。

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向かう目的地はエッフェル塔である。

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左手にセーヌ川にして、エッフェル塔を望む。

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セーヌ川~、流れる岸辺~思い出は帰らず~

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いよいよ!

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下までやってきた。かなりでかい。

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エッフェル塔の下は、エッフェル塔の置物をじゃらじゃらさせた胡散臭い物売りがたくさんいる。目が合うと、ひつこく売ってくるので、目を合わせてはいけない。うんざりする。がっかりだよ!

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下の喧騒は置いといて、真下からエッフェル塔を見上げてみた。

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エッフェル塔に上がるのは、こんなに並ばなければならない。JINと相談して、今回は上がるのをやめた。

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さて、エッフェル塔であるが、フランス革命100周年を記念して開催されたパリ万博のときに建てられた塔である。当時は、パリの景観は合わないと批判の声も多かったそうだが、今じゃ、すっかりパリの顔だ。

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エッフェル塔から西に、セーヌ川に架かるイエナ橋がある。

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水上バスか?それにしてもセーヌ川、濁ってるなあ。。。

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橋を渡ると、丘があり、その丘の上にシャイヨー宮がある。

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丘に登り、エッフェル塔を見れば、素晴らしい景色なのだ。

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手乗りエッフェル。

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エッフェルを摘まむ。

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ま、冗談はさておき、景色が素晴らしい!

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さ、地下鉄乗って、次に移動ですわ!

2011年8月 9日 (火)

巴里は萌えているか?(その19:凱旋門)

シャンゼリゼ大通を行く。

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途中でグラン・パレが見えた。1900年のパリ万博のために建てられた建物である。

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人だかりができている。この建物は?

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蝙蝠男?

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蜘蛛男?

何でしょうな?一体・・・

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お!凱旋門がだいぶ大きくなってきた。

ここからがなかなか長かった。ブランド物の店とかが立ち並ぶ中を颯爽と歩く。

いよいよ・・・

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単に凱旋門で通じるが、あえて言うならば、エトワール凱旋門である。

この凱旋門を中心として、12本の通りが放射状に伸びていることから、この広場をエトワール(星)広場と呼んでいたために、エトワール凱旋門という。ただし、エトワール広場は現在、シャルル・ド・ゴール広場と改名している。もっともパリっ子にはエトワールのほうが馴染み深いらしい。

で、凱旋門であるが、ナポレオンがアウステルリッツの戦いでの勝利を記念して、建設を命じたもので、ルイ・フィリップ時代に完成している。

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凱旋門に近付くためには、道路を横断してはいけない。この地下道を通ることになる。

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地下通路の奥にチケット売り場がある。チケットを購入すると、いざ地上である。

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うにゃ!結構でかいな。。。

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内側のレリーフ。

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裏表を撮ったところで、いよいよ上に上りまひょ!

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うおおおおお!ぐるぐる目が回る~

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とりあえず、階段が終わった。ここまで結構きつかった。

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なんか彫像が置いてある。

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ちょっとした展示スペースになっているようだ。

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おお!めっさ怒ってる!

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あと二階で屋上か・・・

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いよいよ・・・

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そうそう!階段で滑ったら危ないモンね!

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段差に注意して進むと、そこには大パノラマが・・・

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あれは・・・?

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エッフェル塔やん!

それにしても本当に放射状に道が伸びている。ちょっとした感動ですな。

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摘まんでみました。。。

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こりゃ、シャンゼリゼ大通か・・・

思ったより、高くて、少々びびったが、太ももに乳酸を貯めながら上ってきたかいがあった。素晴らしい景色だった。

こうして、パリの景色を堪能し、再び階段を下りた。

最後に無名戦士の墓を、、、

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第一次世界大戦で戦死した兵士の墓である。

インド門にもあったな。。。

2011年8月 8日 (月)

巴里は萌えているか?(その18:ヴァンドーム広場、チェイルリー庭園、コンコルド広場)

平成23年2月10日。三日目開幕である。

ホテルで朝食を済ました我らは、早速パリ散策に出た。

ホテルから南方にしばらく歩くと、広場に出た。

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ヴァンドーム広場である。

高級ホテルなんかがセレブな広場だ。

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広場の中央にある円柱は、ナポレオンがオーステルリッツの戦いでの勝利を記念して立てたそうで、円柱の先に立っている御仁はナポレオンである。

ちなみにこの広場に出たとき、何やら自転車の集団がいた。ふと見ると、行きの飛行機で隣やった人がいた。奇遇である。何でもチャリンコに乗って、パリ中を散策しようって感じのツアーらしい。教会とか入るんやったら、チャリは邪魔にならんかなあと考えてしまう私であった。正直、パリのほとんどは徒歩でいけそうだし・・・。

ヴァンドーム広場の南にあるサン・トノレ通りを西に向かい、コンボン通りと交差するところまでやってきた。ふと見ると、少し古めかしい教会があった。ガイド本に書いてないが、入ってみるか・・・

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なかなかいい雰囲気だ。こういう町の小さな教会にふと入ってみるのも乙ですな。

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この名も知らない教会の近くに、ピエール・エルメというお菓子屋さんがある。

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無類のマカロン好き、JIN氏垂涎!

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わ~い!買っちゃったあ!買っちゃったあ!

カシスと、抹茶と、なんだっけ?

ちなみにJIN氏が買った。私はおこぼれ希望である。

南下した。

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チェイルリー庭園である。

私はこのチェイルリー庭園がなかなか言えない。

チュルリラー庭園とか、チュラロンコン庭園とか言ってしまうが、どうでもいい話だ。

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お!観覧車!

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池には、カモがいた。

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このチェイルリー庭園、 パリっ子たちがのんびりと過ごしており、いかにも市民憩いの場として機能しているようだ。

実は、JIN氏夫妻。この公園でとっても恥ずかしい感動的なことをしたそうだが、ここでは触れないでおこう。。。

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微かに見えるは、エッフェル塔か・・・

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そんなことより、さっきのマカロンや!

うま~い!

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マカロンも食ったし、移動や!

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さすが、芸術の都。彫像だらけである。

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チェイルリー庭園のすぐ西がコンコルド広場である。

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ちなみにコンコルド広場からチェイルリー庭園を見たときは、こんな感じである。

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広場にはオベリスクと

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噴水がある。

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奥に見えるのが、ブルボン宮。

それにしても、ここがフランス革命時に大活躍したコンコルド広場か・・・

感慨深いものがある。

コンコルド広場は、もとはルイ15世の騎馬像を設置するための広場だったそうだが、革命のときには処刑場として機能した。

マリー・アントワネットもルイ16世も、ダントンもロベスピエールも、フランス史のビッグネームがここで処刑されたのだ。

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コンコルド広場の西に向けて、シャンゼリゼ大通りが通っている。

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その先は、ご存知、凱旋門である。

2011年8月 5日 (金)

巴里は萌えているか?(その17:ルーブル美術館Ⅳ)

ルーブル美術館の見学は、興奮の連続で疲労が蓄積してきた。既に消耗戦に入っている。

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ヴェロネーゼの「カナの婚礼」である。キリストはんが結婚式で水をワインに変えたというエピソードである。真ん中で微妙に光っているのが、キリストはんと聖母マリアはんである。花嫁は左端に密かにいるが、まったく目立っていない。

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ラファエロきました!

「美しき女庭師(聖母子と幼児聖ヨハネ)」である。

右のヨハネはどうみてもキリストにメンチを切っているようにしか見えない。

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ゴリアテか・・・

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(左絵画)相手レスラーを捕まえ、リングロープへ振ろうとするスタン・ハンセン

(右絵画)うぃ~~~

あれっ!?ウェスタンラリアットのシーンがないなあ。。。

それはそうと何の絵かな?天使と相撲をとるヤコブかな?かな?

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パロ・スペシャルに入ろうとしているのかな?

ちなみに、本当のパロ・スペシャルと某漫画で有名なパロ・スペシャルは形が逆だ。。。

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うおお~~

時間がない。

とりあえず、エジプトコーナーで「書記坐像」を見た。紀元前2,600~紀元前2,350年ころのものらしいが、色彩もきれいに残っている。かなりの状態の良さだ。

時間オーバー!閉館の時間になったので、ナポレオンホールまで戻ってきた。

今回見逃した作品は、後日見に来なければなるまい!

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おっ!?これって、ピラミッドの下か・・・

確か、ダヴィンチ・コードじゃ、この下に聖杯が眠ってるんやっけ?

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ここ!ここ!

さて、夜も遅い。そろそろ夕食にしよう。。。

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レストランに入る。

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とりあえず、白から始めますか・・・

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この肉はかなりボリュームがあった。少し固かったが、美味かった。

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結局、もう一種類飲むのね・・・

ちなみにワインのテイスティングはJIN氏である。私には無理だ。ちなみに我ら仲間うちではぎーさんが一番それっぽく見える。場慣れというやつか・・・。味が分かっているのかどうかは不明なのだが・・・

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この後、ホテルに帰り、ほぼバタンきゅ~であった。JINは相変わらずごそごそしていたようだが・・・

これにて二日目終了である。

2011年8月 4日 (木)

巴里は萌えているか?(その16:ルーブル美術館Ⅲ)

再び絵画に戻る。

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この通路はイタリア絵画のようだ。

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後頭部長っ!!これ、どうなってるの!?

髪をなんか袋状の物に入れてるのかなあ?

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レオナルド・ダ・ヴィンチ、、、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

「洗礼者ヨハネ」である。この人の人物画って、なんか不気味に感じてしまう。。。

まあ、異様に記憶には残るのだが・・・

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この空間は何かな?妙に人だかりが・・・

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これぞ、あまりにも有名すぎる絵。

レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」である。

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モナリザはガラスで保護され、このように回りに木の柵があるため、近づけない。明らかに他の絵とは違う扱いだ。おかげで、目を凝らさないと、細部が見えない。ただでさえ薄暗い絵なのに・・・

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よくよく背景を見ると、しっかり描かれており、さすがはダ・ヴィンチと感動した。

モナリザ自体は・・・

これ美人か・・・?

さて、その他の絵も見ていこう。。。

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なんかしらんがえらいことになっとる!?

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ところ変わる。

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はい!アングル三連発でした。

上から「グランド・オダリスク」、「ルイ・フランソワ・ベルタン氏」、「オイディプスとスフィンクス」である。あまりの興奮に訳が分からなくなってきた。

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そして、、、

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キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!

ダヴィッドの「皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠」である。

教科書で必ずといっていいほど出てくる、超有名な絵である。

この絵、とてつもなくでかい。。。ド迫力である。興奮のあまり、鼻血がでそうである。

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まだまだあったアングル二連発。

「ホメロス礼賛」、「アンジェリカを救うルッジェーロ」

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外が見えた。美しい。。。 

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水死体・・・

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ジェリコー~~~~~~~~~~~~~~ヽ(´▽`)/

「メデューズ号の筏」である。当時起きた遭難事件をモチーフにしており、その過激な表現から問題作であったようである。遭難した乗組員は、救出までに仲間の肉を食って生き延びたそうだ。また、ジェリコーはリアルな死体を描きたいがために、実際に死体のスケッチを繰り返し、完成度を高めたそうだ。切断された手足や生首をアトリエに持ち込んだという怖い話もある。

今回、私が非常に見たかった作品の一つである。

もっと小さい絵だと思っていたが、とてつもなくでかく、迫力があった。

私にとって、ナポレオン、メデューズ号とバックスクリーン二連発があった。

あと、もう1本!

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ぅぉぉぉーヽ(゚ω゚ )ノヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノぅぉぉぉーヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノ ぅぉぉぉー

ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」だ!

世界史の教科書のフランス革命のところで絶対に出てくる絵だ。

これも思ったよりでかい!迫力がある。

これで、バックスクリーン三連発完成だあーーー!

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他にもドラクロワの「母親と戯れる若い虎」があった。

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デオドール・シャセリオーの「水浴のスザンナ」があった。

これは旧約聖書のダニエル書補遺にある話だ。バビロンに住むユダヤ人の美人妻スザンナに二人の長老が関係を迫るというお話だ。よく見れば、裸の女性を陰から盗み見る爺が二人いる。

それにしてもまじで美人やなあ。。。

さて、長くなったので、いったん筆を置く。

ルーブル編も一応、次回で一区切り付きそうだ。。。

2011年8月 3日 (水)

巴里は萌えているか?(その15:ルーブル美術館Ⅱ)

ルーブル美術館の見学は続く。

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それにしても巨大な絵が多いなあ。。。

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おお!これは太陽王「ルイ14世」やないですか!?

元々、孫であるスペイン王フェリペ5世に送るつもりだったが、出来がよかったので、手元に置くことにした逸品らしい。足元がかなり気色悪いなあ。。。

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ヴァトーの「ピエロ」である。この独特の腕の垂らし方、なんとなく、ぎーさんに似てるなあとJINと苦笑してしまった。。。

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これらのサルを擬人化した作品、どっかで見たことあるなあと思っていたら、かつて神戸市博物館で見た特別展に出展されていた。懐かしいなあ。。。

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ジョルジュではない。カンタン・ド・ラ・トゥールの「ポンパドゥール侯爵夫人の肖像」である。この画家は、ロココを代表する画家でパステル画を得意とする。ちなみにモデルの夫人は、ルイ15世の愛人だそうだ。

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これは有名な絵ですぞ!フランソワ・ジェラールの「プシュケとクピド」だ。

クピドはいわゆるキューピッドで、プシュケはクピドの嫁。

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キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ダヴィッドの「マラーの死」だ。世界史の教科書で見たことある。

マラーはフランス革命時の革命家で、山岳派に所属する。恐怖政治でやりすぎたせいか、ジロンド派に暗殺されたのだ。

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アングル、、、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

かの有名な「トルコ風呂」だ。京都市美術館であった特別展で見て以来だ。

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「アンジェリカ」

なんか気色悪いなあ。。。

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テオドール・シャセリオーの「エステルの化粧」だ。

旧約聖書のエステル記に基づく絵だ。ユダヤ人であるエステルは、ペルシア王の寵愛を受けていた。重臣がユダヤ人撲滅を計画してるのを知り、王に直訴するという話だ。

この主題は、異国風の絵を描く口実によく使われるそうで、これも何故か黒人のお付がいる。

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ジェリコーの「賭博偏執狂」だ。賭博なしに生きられない、婆の狂気の目がやたらと記憶に残る。これも京都市美術館の特別展で見て以来だ。こわっ

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ドラクロワの「自画像」

お髭が似合ってます。

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これもドラクロワ。「わが子を殺そうとしているメディア」

絵画のゾーンはいったん小休止。

階段の踊り場のような空間に出ると、

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教科書で見たことある!

「サモトラケのニケ」である。

サモトラケ島というギリシアの島で発掘された勝利の女神ニケの像である。

学生のとき、この写真を見て、ニケとはなんとけったいな形の神様なんだ!と思っていた。だって、顔がなくて羽ばっか目立ってるんだもん!

事実は顔が発見されていないだけ。

NIKEはこのニケにちなんだというのは、あまりにも有名な話。

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さて、興奮はまだまだ続きますよ。。。

次回へ続く。

2011年8月 2日 (火)

巴里は萌えているか?(その14:ルーブル美術館Ⅰ)

最初に断っておく。

ルーブルなめてました!

ルーブルは夜間拝観をしている日がある。こういった日に見に行くと、空いているのでよいという情報を得ていたので、今回夜に行った。確かに空いていてよいのだが、とにかく膨大な量の美術品で、何気ない絵画までがよくよく見ると超有名画家の絵だったりと、一瞬たりとも見逃せない。おかげで全く、時間が足りなかった。正直、最低3日間は必要だろう。。。

ま、なんにせよ、その中でも超有名作品はある程度、見れたので良しとしなければなるまい。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

夜のルーブル宮である。

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ルーブル美術館は、かつて宮殿として使われたルーブル宮を利用して成り立っている。建物自体が美術品なのだ。

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ガラス張りのピラミッドがエントランスである。

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エスカレータで地下に降りる。

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ここがエントランスホール、すなわちナポレオン・ホールになる。ここで、チケットを購入すると、いざ美術の旅が始まるのだが、リシュリュー翼やらドノン翼やら、入り口がいくつもある、すでに小パニックである。とりあえず、JINについて行くことにした。

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いきなり凄いことになっていた。糞高い天井まで、壁一面にこれでもかと絵が飾ってある。普通は目の高さに一枚一枚飾ると思うのだが、とにかく空いてるところは絵で埋めてやれという感じである。

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いきなりキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

フェルメールである。「レースを編む女」である。意外と小さいなあ。。。

フェルメールの絵はあまり好きではないが、妙に印象に残る。JINさんはフェルメール好きなので、既に満足であろう。。。

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レンブラント特集のようですな。これまたJINさんお気に入りの画家である。私は、レンブラントの絵を見ると、暗いので、目がしょぼしょぼするので、少し苦手だ。だが、もの凄く印象に残るので、既に魅了されている証だろう。

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牛~!何でレンブラントは熟成中の牛肉を描いたのか、、、不思議だ。

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お髭が凛々しいです。

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あれ?この人見たことあるなあ。。。

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この人も・・・?

JINに聞くと、JINも見たことあるとのこと。どうやら、昔、ぎーさんに連れられて出かけた、神戸市博物館の特別展で見たようだ。

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けったいな・・・。サンショウウオ?

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キリスト降架かな?

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魚介類、ぐちゃぐちゃ・・・

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普通にルーベンスがあるし、しかも大量に・・・ 

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ここは巨大絵画が集まっているな・・・

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なんとでかい絵画だ。凄い迫力である。このくらいの大きさになると、おそらく特別展で日本で見ることはないだろう。。。

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こりゃ、最後の晩餐ですな。 

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この人ら、両替商らしいですぜ。

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こりゃ、上がキリスト降架で、下が最後の晩餐かな?

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デューラーキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

自画像である。結構小さかった。これは見逃すところであった。

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ファン・エイクの「宰相ニコラ・ロランの聖母」である。

左の男は、宰相ニコラ・ロランである。ジェロム・レ・バンナではない。

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キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

「ガブリエル・デストレ姉妹」である。画家の名は伝わっておらず、フォンテーヌブロー派の画家としか分かっていない。にも関わらず、この絵がとにかく超有名なのは、乳首を摘まんでいるからとしかいいようがない。右の女性(乳首を摘ままれている方)がアンリ4世の寵愛を受けたガブリエル・デストレだそうで、まもなく皇太子を産むことを暗示しているそうだが、そこに乳首があるから摘まんで(摘まませて)みたかったと考えるのは、ゲスな考えであろうか・・・

デストレという名もファミスタ版のデストラーデを思い出す。。。

日本の男子大学生っぽい二人組みがこの絵の前で乳首を摘まむポーズをとって、現地人に記念撮影をせがんでいた。気持ちは分からなくもないが、空気読もうよ。。。現地のおっさんもめっさ呆れてるやん!

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ラ・トゥール、、、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

「いかさま師」である。ちなみにかもられるのは、右の人の良さそうな、ボンである。

何年前になろうか・・・

東京の西洋美術館でジョルジュ・ド・ラ・トゥール展をやったときに見て以来だ。懐かしい。この絵は、特に好きであるわけではないが、とにかくインパクトがある。特にオバハンのギョロ目がすごい。

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ラ・トゥールは現存する作品が少ないらしく、こんなに揃っているのは、このルーブルくらいだろう。。。すごい美術館だ。

さて、この後、私とJINは更なる興奮の渦に巻き込まれることになるが、それは次回で書こう・・・

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