家族団欒。奈良ならではの遠足(その3:東大寺)
いよいよ最後の訪問地、東大寺である。東大寺も当ブログ二回目の登場である。
前回はこちら。
さすが、東大寺である。南大門前は大賑わいだ。
南大門である。鎌倉時代のもので、日本最大の山門だそうだ。当然、国宝である。
そして、この門にはかの有名な仁王像がある。
左側は阿形で、運慶・快慶が中心になって製作されたそうだ。
右は吽形で、定覚と湛慶が中心になった製作されたそうだ。
いずれも国宝である。それにしてもでかい!その高さ、8.4m。ど迫力である。
南大門を抜けると、中門が見えてくる。重要文化財の門であるが、大仏殿に行くには、この門をくぐるわけではない。この門から、左に少し進むと、入り口がある。
さっそく、拝観しよう。。。
チケットを買い、回廊を進むと、否が応でもテンションが高まる。
見えた!大仏殿だ。
華厳宗大本山の東大寺は、かの有名な聖武天皇が建立したお寺である。このへんは、あまりにも有名すぎて、特に説明も必要ないであろう。。。当然、世界遺産である。
この金銅八角灯篭、国宝である。
大仏殿は金堂である。この中に「奈良の大仏」が鎮座されているのである。ちなみに、この大仏殿、平安時代に平重衡に、戦国時代に松永弾正に焼かれている。したがって、現在の大仏殿は江戸時代の再建である。なお、今でも充分巨大な建築物であるが、東西の幅がかつての3分の2になっているという。。。
いよいよ大仏様にご対面である。
う~ん、神々しい。。。
おとん曰く、「大仏を見んと、奈良に来た意味がない!」
奈良の大仏は、盧遮那仏である。
ちなみに今までに燃えたりして、大部分が修復されているため、もともとのオリジナルの箇所は、ほんの一部分だけだそうだ。
大仏の左手には、虚空蔵菩薩が脇侍としておられる。
おお!この角度の大仏様は凛々しい!
四天王より廣目天。堂の北西にある。
背後からの大仏様。おとん曰く、「奈良の大仏は、気配を感じる。普通の仏像ではない。」
確かに何か気配を感じる。生きているかのようだ。大仏、背中で語りき。
この穴。昔、通ったなあ。。。何でも大仏の鼻の穴と同じサイズで、これをくぐれば無病息災だとか・・・。生憎、この日は混雑していたので、見物だけした。前来たときは、おそらく台湾人のおばはんが詰まっていた。
北東には多聞天。持国天と増長天がいない?
何でも未完成のまま終わったそうだ。
大仏様の右には脇侍の如意輪観音がおられた。
大仏様があまりにも巨大すぎて、そんなに思わないが、脇侍にしろ、四天王にしろ、単体で見れば、充分巨大である。スケールが違う!
大仏殿を出て、すぐ左側に「おびんずるさま」がおられた。何か、怖いぞ!?
ま、折角だから撫でていこう。
東大寺はこのほかにも二月堂やら三月堂など見所があるが、そろそろおとんとおかんの体力も限界である。今回は断念した。この後、東大寺から駅までの間の喫茶店で蜜豆を食い、近鉄~阪神で帰路についた。途中、西大寺で乗ってきたおじんが感じ悪かった。優先座席に居座る子供の足を杖でばしばし叩いた後、それにもめげずに座り続ける子供に、何やらろれつの回っていない罵詈雑言を吐いていた。結局、おじんは生駒で降りたため、子供の粘り勝ちであった。子供も子供やけど、おじんも最低である。非常に不快な思いをしてしまった。
その後、地元に帰り、石屋川の洋食屋でビーフシチューを堪能したため、再び幸せな気分になったのは幸いであった。
おしまい。