鹿児島珍道中(その9:枚聞神社)
枚聞神社は指宿市にある、薩摩国一宮の神社である。読み方は「ひらききじんじゃ」という。まいききではない。大阪周辺の人ならば枚方に何となく似ているので、受け入れやすいのではなかろうか?
一宮という割にはこじんまりしている。しかし、何となくいい雰囲気である。
主祭神は「オオヒルメノムチ」である。漢字にするとやたら難しいので、ここでは避けるが、何のことはない、「天照大神」の別名なのである。
注)オオヒルメノムチとアマテラスは別の神であるという説もある。
ところで、薩摩国一宮は実は、もう一つある。川内の新田神社である。鎌倉時代以降、両社はライバル関係で一宮を巡って激しい争いをしていたそうだ。戦国までは島津の庇護の下、隆盛を極めたようだが、江戸時代で逆転し、明治時代には新田神社のほうが格上にされてしまうという悲しい過去がある。
もうすぐ、この旅も終わりである。最後までの無事を祈り、神社を後にした。
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