関東文化的探求の旅Ⅱ(その13:靖国神社)
政治的な意味で毎年、何かとニュースで流れてる、かの有名な靖国神社にやってきた。
靖国神社は、戊辰戦争以来の軍人・軍属を英霊として祀る神社である。1869年に東京招魂社としてスタートし、1879年に靖国神社に改称し、別格官幣社になった。昭和21年に政教分離の原則に従い、国からも神社本庁からも離れ、単立の宗教法人となり、現在に至る。祀られている英霊であるが、やはり圧倒的に太平洋戦争の犠牲者が多い。政教分離の意味から総理大臣が公式参拝しちゃまずいやろうという話や本人や遺族の意向を聞かずに神社の方針で祀られてしまうシステムに、たびたびニュースを騒がさせている。
今回はそんな話は置いておいて、純粋に一神社として見学・参拝した。
第一鳥居を抜けると、長々と参拝路が続いている。
第一鳥居から第二鳥居までのちょうど中間点に、近代陸軍の創設者にして、靖国神社創建の立役者、大村益次郎の銅像が立っている。
第二鳥居である。
第二鳥居をくぐると、すぐに神門がある。神門をくぐる。
中門鳥居があり、その先に拝殿がある。
拝殿は明治の建物だ。
参拝を済ますと、たぶん中国の旅行者がやってきた。中国の人って、靖国神社に対して、いい印象がないんじゃ?と思って見ていると、真剣な表情で参拝していた。あれれ?なんか予想と違うなあ。。。ま、ありがたいことですが・・・
境内からは高層ビルが見えて、神社の厳かな雰囲気とのミスマッチが面白い。
こちらは能楽堂である。
こちらが遊就館といい、遺品などを収蔵する資料館である。折角なので見学した。
中に入ると、非常に近代的な建物である。チケットを自販機で購入すると、メカニックな改札機にチケットを通し、見学が始まる。
まだ有料ゾーンではない、玄関ホールにはゼロ戦がある。先ほど参拝で一緒だった中国人がたまたま前にいたのだが、ゼロ戦にはしゃいでいた。・・・こういう人もいるんやね。。。
さて、遊就館の展示であるが、正直つらいものがある。特に祀られている英霊たちが整然の写真とともに紹介されているコーナーでは、自分よりも若くでなくなった人が多いことにかなりショックを受けた。
こうして靖国神社の見学・参拝を終えた。
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