石切さん前編
平成22年12月30日。いよいよ明日は大晦日というときに、例年ならば京都に行ってきたが、今年は趣向を変えて、東大阪の石切神社に行ってみた。前々から行こうと思っていたが、ついつい後回しにしてきたので、この際行ってみることにしたのだ。
特に急ぐこともないので、地下鉄中央線に乗って、のんびりと新石切駅までやってきた。ここから歩く。
しばらく住宅街のようなところを歩くと、見えた。
なかなか立派な楼門だと思ったら、なんと絵馬殿であった。
しっかり門神もいるし、どうみても楼門なんだけど・・・
夕張から石炭の奉納・・・。何で!?
石切神社は正式には石切劔箭(つるぎや)神社という。こんなん読めるか~!ちなみに絵馬殿の屋根の上に刺さっているのが、劔箭だそうだ。
かつての延喜式内小社であるが、ここが有名なのは、デンボの神様ということである。
いよいよ本殿が見えた。
ご祭神は、饒速日尊(にぎはやのみこと)と可美真手命(うましまでのみこと)である。さて、なんでデンボの神様かというと、、、てか、そもそもデンボが分からんか・・・
デンボは関西の言葉でできもの、腫れ物のことだ。
石切劔箭という言葉が「石を切るぐらい、ごっつい剣やで!それやったらデンボも切ってくれますわ。」と曲解されたようだ。この変わったデンボ信仰は昭和になってかららしい。
あいにくデンボで悩んではいないが、参拝をする。本殿の前に百度石があるのだが、数人が延々とぐるぐる回っていた。お百度参りである。この石切神社は何故かお百度参りでも有名である。
本殿の脇から裏側に抜けられる。
裏には摂社や末社がいくつかある。
何々・・・?願い事を小亀に入れて、神霊水に入れよとな・・・?
うげっ!?何じゃ、こりゃ?
一個一個見れば、可愛らしい小亀の瀬戸物も、こんなけよーさんあると、キモいわなー
買ってみた
腹側に穴があり、ここに願い事を入れるらしい。
良縁を期待して、願い事を入れた。
頼むぜ!小亀ちゃ~ん!!!!
来年はいいことありそうだなあ・・・
再び本殿に戻ろうとすると、巫女さんが慌しく働いていた。もうすぐ大晦日やからね。
こちらの水神社には、本物の亀がいた。
こうして、参拝を終えたのだが、実は石切神社はまだ続く。そこんとこは次回に・・・。