姫島プチ探検
2010年6月某日。大分県の姫島に出張に行った。渡船の待ち時間等に少し観光をしたので、ここに記載する。大分県の姫島は、国東半島の沖にある島である。
早朝に職務を遂行した私は、取引先の社長にアサギマダラの情報を聞き、見に行くことにした。アサギマダラは台湾から日本を旅する蝶である。渡り鳥ならぬ渡り蝶だ。ここ姫島は、移動中のアサギマダラが休息する島なのである。
ひらひらと蝶が舞っている。
ここは結構固まっているな。
かなり美しい蝶だ。生きもの地球紀行の1シーンを見ているようで、ちょいした感動ものである。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
いったん宿に戻り、朝食をしっかりいただく。美味かった。
宿をでて、渡船に乗らなければならないが、次の出港までしばし時間がある。この姫島には、観光のためか七不思議と銘打って、見所が宣伝されている。そのうち、千人堂に行ってみようかと考えた。地図を見ると少し離れている。宿のおかみに、「千人堂までは遠いんですか?」と聞くと、ちょっと距離があるとのことだ。行こうかどうしようか悩んでいると、おかみが宿の自転車を貸してくれた。ありがたい。
ではチャリに乗って、Let's go!
途中で、七不思議のひとつ、浮洲なる看板を見つけた。
あれか・・・?真ん中のあたりに密かに鳥居がある。漁業の神様を祀っているそうだ。そして、不思議なことに、この鳥居はどんな高潮でも潮に浸からないそうな・・・
自転車の漕ぎすぎで、そろそろ足に乳酸が溜まってきたなと自覚症状がでたところで、いよいよ千人堂への入り口が見えてきた。
ここからは自転車を置いて、徒歩で行かなければならない。ちょっとした丘なので、少し気分が滅入る。
おお!足の乳酸が・・・
道中には、このように至る所に祠が立っており、参拝客を楽しませてくれる。番号が振ってあるが、八十八箇所か?
この崖の向こうが千人堂か・・・?
道が狭くなった。
道中の仏様が気分を盛り上げてくれる。
ここは馬関戦争の舞台らしい。馬関戦争とは、幕末の長州と列強四カ国(英米仏蘭)との間の戦争であるが、
姫島の沖で連合艦隊が集結したようだ。
やっとこさ、千人堂にやってきた。
千人堂は観音崎の崖にあるお堂で馬頭観音を祀っている。なんでも、昔、借金取りに追われた島民千人を匿ったという伝説がある、ありがたいお堂なのである。
お堂の崖を構成する岩は黒曜石である。まとまった黒曜石層が露出している地形は珍しいらしく、国の天然記念物になっている。
そんなことより、お参りや!
こちらが馬頭観音か?
千人堂で至福のときを過ごした後、宿に戻り、チャリを返した。無事、渡船に乗れたところで、今回のプチ探検を終える。
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