香港澳門脂肪遊戯(その14:聖アントニオ教会、カモンエス公園、プロテスタント墓地)
聖ポール天主堂跡から少し北に歩くと、聖アントニオ教会がある。
マカオで最も古い教会の一つで、もともとは16世紀に建てられたが、現在は1930年に再建されたものである。世界遺産である。
聖アントニオは結婚を司る聖人だそうで、かつてポルトガル人が多く婚礼をしたそうだ。で、花がいつもある状態なので、通称「花王堂」というらしい。
なかなかいい雰囲気の教会であるが、教会を巡りすぎて、些か飽きてきた。
聖アントニオ教会の前にはカモンエス広場と言う世界遺産の広場があり、その奥にカモンエス公園という公園がある。
トイレの表示を見かけた。ちょうど良いので、トイレ休憩にする。
ここはマカオ最古の公園だそうで、なかなか広い。正直手前のしょぼい広場よりこっちのほうが見ごたえがある。
植生が熱帯という感じである。少し分かりにくいところにあるトイレで用をたし、再び散策に戻る。
カモンエス公園のすぐ隣には、カーサ庭園という世界遺産がある。
門が閉まっていた。どうやら普段は非公開のようだ。東インド会社関連の建物だったようだ。
さらに目と鼻の先にプロテスタント墓地がある。19世紀に作られたマカオ初のプロテスタント墓地で、世界遺産である。マカオといえば、ポルトガルである。ポルトガルといえばカトリックなので、プロテスタントとはこれ如何に?
どうやらマカオでは英国人もそれなりの地位にあったようで、プロテスタントもいたようだ。
中に入ると、英国人宣教師モリソンに敬意を表して名づけられたモリソン礼拝堂がある。中に入ってみたが、なんとも質素な造りであった。意気揚々と歩いていると、地元のおばちゃん二人にじろじろ見られた。そんなに変なやつに見えたのかなあ・・・?
さらに奥に進むと、墓地が見えた。
ここには先ほどでてきた宣教師モリソンや英国人画家ジョージ・シナリーという人の墓がある。故郷から遠く離れた地で永眠するって、どんなん気持ちなんかなあとちょいとセンチメンタルな気分になった。
墓地から戻ってくると、さっきのおばちゃんの子か?少年がきゃっきゃ騒いでいた。墓地とはいえ、市民憩いの公園のようになっているのか?ていうか、カモンエス公園で遊べよ!
さあ、出ようとすると、いまさらながら、同行の三名が現れた。そういや、カモンエス公園でトイレ休憩してから、三人をほっぽって先走り見学してたんやった。三人が何がある?と聞くので、「墓地」と言うと、興味なさげだった。さ、次へ行こう。
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