雲仙家族旅行
平成22年6月12日から14日まで、両親が神戸から柳川にやってきた。一日は柳川で鰻のせいろ蒸しを食したり、有明海を見せたり、久留米ラーメンを食わせたりした。
翌日、熊本城を見学した後、熊本港からフェリーに乗り、島原半島へ。雲仙で一泊する。今回は、その雲仙の話をば・・・
♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:
フェリーで島原半島に着いた。
このまま、宿に行くには早いので、雲仙岳を見に行くことになった。
雲仙岳といえば、我々の世代には、90年代の噴火があまりにも衝撃的だった。あのショッキングな火砕流の映像は今でもはっきり記憶に残っている。
車で山を登っていると、やがて、火砕流だか土石流の跡らしきものが見えた。20年ほどたっても、まだ災害の傷跡が残っているとは・・・。
平成新山ネイチャーセンターへやってきた。平成新山とは、平成の噴火の際、新しく出来た山で島原半島最高峰でもある。このネイチャーセンターでは、平成新山の生い立ちだけでなく、雲仙の自然についても学習できるようになっている。
森のコーナーでボタンがあったので、押してみた。鳥のさえずりが聞こえる。粋な演出だ。おかんがにやにやしているので、聞いてみると、メジロの鳴き声は、「サッポロラーメン、ミソラーメン」と聞こえると書いてある。
いや、聞こえへんやろ?
そこおとんがやってきた。
「メジロの声っちゅーんは、聞く人がそういう風に聞こえると思えば、そういう風に聞こえるもんや。」
それって、なんの声でもそうなんちゃうん?
まあ、なんにしても大変勉強になったと思う。
あれが平成新山か・・・
ガスって、頂上が見えん!
♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:
雲仙温泉にやってきた。今夜の宿泊先は、九州ホテルだ。
早速、風呂に入った。露天を見ると、みな立ち上がって、柵の外を見ている。なんだろうと見ると、すぐそこに雲仙地獄があった。かなり立地条件のいいホテルだ。
突然、見知らぬ親父から
「木の化石です!」
と声をかけられた。
はあ?
ふと後ろを見ると、エクステリアとして石が置いてあった。その石が木の化石ということらしい。はあ、そうですか・・・。こっちが何の石やろうね?とかいう会話をしていたんなら、分かるが、、、
最近、こういう変な人によく声をかけられるような気がする。
風呂から出ると、飯である。
ああ、美味かった。
部屋に戻ると、ワールドカップをやっていた。なんとも眠たい試合で、本当に寝そうになってきたので、風呂に入った。風呂から上がると、まだ試合をやっていた。最後まで眠たい試合だった。
こうして、夜は更けていった。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
翌朝、14日である。
朝飯を食った後、風呂に入り、チェックアウトを済ます。ロビーで荷物を預かったもらい、散歩することにした。
ホテルの前が雲仙地獄の入り口である。
いかにも暑そうなお湯がぽこぽこ湧いている。
おう!眼鏡が曇るぜよ。
この川も温泉ですじゃ。
九州ホテルが見えた。
真知子岩なるものがあった。雲仙は映画「君の名は」のロケ地なのだが、ヒロイン真知子役の岸恵子が手を着いた岩だそうだ。おめでたい話だ。
岩に温泉成分がこびりついとお。
この石は鏡石という。
鏡石の上には婆石がある。婆石は閻魔様が座る石で、亡者の善悪を見分けるのに、鏡石に写して判断するらしい。てっきり脱衣婆の石かと思った。思えのような婆はいない・・・
温泉が滝になっている。素晴らしい。
泥火山とな?
ぽこぽと泥の塊が湧き上がっている。別府の坊主地獄のスケールを小さくしたみたいな感じだ。
こうして、地獄見学を終えた。
ホテルで荷物を受け取ると、出発した。両親に有田焼を見せて、柿右衛門にうなり(見てるだけで買えなかったが・・・)、博多まで送った。両親が神戸に帰り、今回の旅も終わった。
« 鳥取へ、ふたたび(その5:鳥取砂丘) | トップページ | 呼子探訪(その1:呼子で烏賊を食べた話) »
「長崎県」カテゴリの記事
- 九州温泉修行Ⅶ(雲仙温泉、雲仙小地獄温泉、小浜温泉)(2012.04.30)
- 長崎ぶらり(その4:聖福寺)(2011.03.08)
- 長崎ぶらり(その3:本蓮寺、福済寺)(2011.03.01)
- 長崎ぶらり(その2:日本二十六聖人記念館)(2011.02.28)
- 長崎ぶらり(その1:長崎孔子廟)(2011.02.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント