人吉・球磨探訪(その2:永国寺(幽霊寺))
私のたっての願いで、永国寺にやってきた。タイトルにもあるとおり、通称「幽霊寺」と呼ばれるお寺である。
もうすぐ「ゆうれい祭り」とやらがあるらしい。大々的に宣伝していた。
蓬莱山永国寺は、曹洞宗のお寺である。15世紀初頭にできた寺のようだが、ここが有名な理由は、冒頭に出てきた「幽霊」である。
寺の創建当時、ある土地の名士が妾を囲った。それに嫉妬したのは正妻である。寺のパンフには深く書いていないが、執拗ないじめにあったのだろう、妾は球磨川に身投げしてしまう。恨みのパワーにより、幽霊になった妾は、正妻を攻撃した。正妻はびびり、お寺に駆け込んだのだ。お寺に幽霊が現れ、法力自慢の和尚は幽霊を説得した。ご丁寧に幽霊の醜い絵を書き上げ、幽霊本人に見せ、「自分、こんなんなんやで!」と幽霊を絶望のどん底に落とすことに成功した。結局、幽霊は改心し、和尚が引導を渡した結果、無事成仏したそうな。。。
なかなか立派な山門だ。
本堂に入る。
本尊は釈迦牟尼仏である。
そして、本尊の左横に、
前述の和尚が書いた幽霊の絵がある。
そこまで醜いかねぇ?なんとなく、深夜に見てみたいねぇ。。。JINには私のオカルト好きにつき合わせてしまって申し訳ないと思っていたが、掛け軸を下から舐めるように、キャメラでばしばし撮っていた。あんたも数寄ねぇ。。。
本堂の裏にある池は、幽霊の出現場所らしい。
幽霊がでるかどうかはともかく、まあまあ雰囲気のいい庭だ。
こうして、幽霊散策を終えた。
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