中欧旅行記(その30:シェーンブルン宮殿)
平成22年2月10日朝。5日目開幕である。
ホテルで朝食をとり、チェックアウトまでの時間、ホテルから近いシェーンブルン宮殿へ行くことにした。
これは正門ではない。西にあるヒーツィンク門である。
門をくぐる。
しばらくすると、右手に温室が見えてきた。
この温室は1883年のものらしい。なかなかお洒落な造りだ。
道を歩いていると、リスに遭遇した。やばっ!テンション上がった。
やがて、左手にシェーンブルン宮殿が見えてきた。これはちょうど正門側の裏になる。
シェーンブルン宮殿はハプスブルグ王家の夏の離宮である。
シェーンブルンとは「美しい泉」という意味である。17世紀にマティアス皇帝が狩猟の際、泉を発見したかららしい。
レオポルト1世のときに、ヴェルサイユ宮殿に対抗意識を燃やして、造られたものが最初である。その後、増改築を繰り返し、マリア・テレジアのときに完成した。外壁は黄色と美しい。これをテレジア・イエローという。マリア・テレジアは本当は黄金にしたかったけど、予算的に厳しく、黄色にしたそうだ。
黄金じゃないとダメなんですか?黄色じゃないとダメなんですか?・・・廃止とさせていただきます!
双頭の鷲があった。これはハプスブルグ家の家紋である。双頭の鷲のデザイン自体は、古来よりあるらしい。東ローマ帝国や神聖ローマ帝国の紋章であり、ロシア帝国も採用している。ヨーロッパではポピュラーな紋章といえる。
でも、双頭の蛇やら亀は見たことあるけど、鷲っていうか鳥類は見たこと無いなあ・・・
二階のテラスに上がってみた。
向かいにあるのはネプチューンの泉である。
サーイェッサー
ぐるっと廻って、宮殿の内への入り口に来た。
チケットを券売機で購入し、内部へ入る。
音声ガイドを借りて、2階の見学エリアへレッツゴー。。。
あいにく撮影禁止になっている。。。
展示エリアにはフランツ・ヨーゼフの寝室やらエリザベート王妃の部屋、マリー・アントワネットの部屋などがある。中でも大ギャラリーの天井フラスコ画は圧巻である。こんなところで、舞踏会でも出てみたいものですなあ。。。お嬢さん、僕と踊りませんか・・・? ガラじゃないか・・・
ところで、寝室やら書斎やらあるが、全ての部屋が通路で繋がっており、廊下というものがない。ということは、誰かの部屋に行こうとしたら、誰かの部屋を通らなければならないということだ。いちいち部屋を通るのに、部屋の主人の許可をとってたら面倒くさそうだ。それかプライバシーのへったくれもなく、ずかずかと入って通っていくか・・・
美しい宮殿ではあるが、住んでみたいとは思えないのは、このせいか・・・?
宮殿内部の見学から出てきた。
こちらが正門側、つまり正面である。やはり正面のほうが美しい。
こちらが正門である。西門から入ったときは、宮殿と言うわりには、人気が無くて寂しいなと感じたが、こちらは観光客が殺到していた。ちょうど、今から団体客がぞろぞろと行くのだろう。。。
こうして、シェーンブルン宮殿を後にした。
ホテルに戻ってきた。チェックアウトをし、再び散策に出る。今日もいろいろ廻ることになりそうだ。。。
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