中欧旅行記(その26:王宮)
そろそろ昼食の時間である。適当にレストランに入ることにした。
ハンガリーと言えば、ワイン!トカイワインがなければ始まらない。なんか今回、飲んでばかりいるような・・・
そして、グヤーシュを注文した。ドイツやオーストリアではグーラシュと呼ばれ、ビーフシチューみたいになっているが、ハンガリーのものはパプリカパウダー入りのコンソメスープである。
まずはワインで乾杯する。うむ美味である。
そして、グヤーシュ・・・。
美味い相当美味い
あまりの美味さにパンがよくすすむ。基本、コンソメスープであるが、パプリカパウダーの塩梅が実に素晴らしい。この美味さが忘れられず、この後、パプリカパウダーをお土産に買って帰ることになる。
たまにグヤーシュモドキ(肉なし)を作るが、適当に作ってもかなり美味い。パプリカパウダーは素晴らしい。ちなみにJINも同じものを購入したが、もうすでに使い切ったようだ。。。恐るべし自称料理の鉄人・・・
すっかり堪能して、レストランを後にする。
王宮に向かって歩く。
下手なバイオリニストの演奏を無視し(JINは酷評していたが・・・)、歩く。
元々、この地に城が建てられたのは、13世紀の蒙古襲来後である。よっぽどモンゴル軍が怖かったのだろう、当時の王、ベーラ四世はかなり徹底して要塞を築いたようだ。
その後、改築、破壊、再建を繰り返した。現在のものは、1950年と新しい。
なにやら面白げな像が・・・
見晴らしのいい所にきた。くさび橋やら国会議事堂が実に美しく見えた。
JINにより、橋の夜景観測スポットに認定された。夜にまた来なければ・・・
別の方角を見ると、密かに巨大な像が・・・
聖ゲッレールト像ではないかと思われる。
聖ゲッレールトはハンガリーにキリスト教を伝道した聖人で、反対勢力によりワイン樽に生きたまま詰められ、この丘からドナウ川に投げっぱなされるという、凄まじい死に方をしている。丘の名も聖人にちなんで、ゲッレールトの丘である。
そろそろ麓に戻るために移動する。
鳥の像があった。
ハンガリーの基礎、アールパード朝の初代君主アールパードを生んだとする伝説の鳥トゥルルである。てっきり鳥から王様が生まれたのかと思いきや、おかんが身ごもったときに夢の中で「アールパード身籠ったで!」と告げたようだ。
これは何か分からんが、気になったので撮ってみた。
丘から麓まではケーブルカーで一直線だ。
しかしながら、やっぱりバスに乗って麓に下りる二人。。。
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