熊野鼓動不完全制覇(その6:熊野本宮大社)
熊野本宮大社は、熊野速玉、那智と並ぶ熊野三山の一つにして、熊野の中心である。主祭神は、家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)、別名熊野坐大神(くまぬにますおおかみ)である。社格は、式内社で、近代者社格制度では、官幣大社である。要するに、めちゃめちゃ格式高いということだ。
石段の途中に、功霊社なるものがあった。摂社か末社である。
こちらも摂社か末社の祓戸神社である。
いよいよ石段も最後だ。
清める。なかなかきれいな水だ。冷やっこかった。
この門の向こうに本殿がある。
門の上には、牛さんが・・・
ここからは撮影禁止エリアである。
本殿には、上四社という四つの社がある。順に拝んでいく。
ちなみに中四社と下四社というのもあるが、それはここから少しはなれたところにある、旧社地にある。
それしてもさすが熊野詣の中心地だ。かなり雰囲気がある。これを写真に残せないのは残念だ。見たい人は是非行ってみてくだちい。
本殿を後にする。
紅葉がきれいですな。
こちらが拝殿のようですな。
おお!八咫烏だ。八咫烏とは、神武天皇を大和国に導いた三本足の烏であり、神の使いだ。ここ熊野三山のシンボルでもある。戦国好きな雑賀衆の棟梁鈴木家の旗頭で有名だ。また、何故か日本サッカー協会のシンボルになっているので、日本代表のユニフォームに密かにデザインされていたりする。
また、拝殿前には、亀石と大黒石なる石が鎮座していた。どのあたりが亀と大黒なのかよく分からなかった。
ところで、熊野牛王符(くまのごおうふ)というものがある。熊野三山限定の特殊な神札である。鳥文字なるもので書かれており、デザイン的に惹かれるものがあったので、当然ゲットした。あと、新宮と那智にも同様のものがあるらしい。これはコンプリートしなければ!牛王符の使い方としては、一般的な、護符としてのものと、誓約書としてのものがある。昔は、このお札の裏に誓いの文を書いたらしい。そうすると、熊野権現に誓ったということになり、約束を破ると、地獄行きだったらしい。
すっかりいいものを獲得し、心踊りながら、熊野本宮を後にした。
ここから路線バスにのり、本日の宿泊先である川湯温泉に行く。
バス停から大鳥居が見えた。この鳥居は、旧社地の大斎原(おおゆのはら)に建っている。明治まで、本宮はそこに建っていたが、中洲にあったため、洪水で流れてしまったそうだ。で、今の場所に移転したのである。
さ、いよいよ温泉楽しみなのである。
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