琉球の雨(その8:中城城跡)
駐車場に車を停めたが、思わぬ暴風雨になり、暫し車の中で待機する羽目になった。明日飛行機飛ぶんかいな?
しばらすると、雨が幾分ましになったので、意を決して車から降りた。おぉ、真っ直ぐ歩きにくいぞ!
事務所まで行くと、この暴風の中、見学するの?と半ば呆れられた。でも、100均で売ってる雨合羽を貸してくれた。その節は、ありがとうございました。
事務所前の坂を上がると、城跡ということだ。早速、見学する。
途中で、なかなか見事な根の木に遭遇した。
見えた。中城城跡である。築城時期は不明とのことだが、14世紀ころから徐々に増改築されたようだ。15世紀には尚巴志時代の政治家、護佐丸の城となっている。
正面に見えるのは、三の郭の城壁か?中城城の石積みは野面積み、布積み、あいかた積みの三種類からなっているが、この三の郭は、最も進化したあいかた積みで構成されている。
裏門である。なぜか、順路どおりにきたのに、裏門から入る。妙に違和感があるな。ペリー探検隊がここを訪れた際、この門のアーチをエジプト式と評したそうだ。エジプト式って、どんな式?エジプトに行ったことがないので、よくわからん。
ま、門をくぐってみる。
裏門を入って所は、北の郭である。
石段を上がってみた。
三の郭である。
再び降りる。
なんだ!?この階段は?
入ってみようぜぃ!
折角だから、俺はこの赤の井戸を選ぶぜ!
コソバット筑前はきれいな水を手に入れた。
それにしてもきれいな水ですな。
再び上に上がった。妙なゲートをくぐる。
二の郭である。
忠魂碑、日露戦争の戦没者を弔うものらしい。
二の郭の城壁に上り、海を眺める。うん、暴風雨ですな。写真では分からないが、既に雨合羽はめくりあがり、壮絶である。結構濡れたが、デジカメが故障しないか冷や冷やものだ。
あの門をくぐれば、一の郭である。
折角の一の郭であるが、工事中で中に入れなかった。
ここに正殿があったらしい。
南の郭には、久高遥拝所がある。ここから久高島が見えるとは思えんが、気持ちだけでもってことかな?
今度は首里遥拝所だ。
雨乞いの御嶽とある。その名の通り、雨乞いの儀式を行うところであろう。だが、今の私には大きなお世話である。雨よ、止んでおくれ!
いよいよ最後である。正門だ。裏門から入り、正門に抜けるとは、違和感感じまくりである。
さて、帰ろうかと思い歩いていると、原っぱにでた。
この岩場は、カンジャーガマという。鍛冶屋跡ということだ。
なんか黒ずんでいるが、ここで、火を起こしていたのかな?
これで、中城城跡の見学を終えた。
最後に雨合羽を事務所に返し、車に乗り込む。身体は雨でびしょ濡れだ。流石に冷えた。今日は、気分的にも天候的にも観光は無理だな。ということで、那覇まで車を返しに行った。
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