琉球の雨(その3:玉陵、龍潭)
首里城より、しばし歩くと、玉陵(たまうどぅん)にやってきた。
玉陵とは、琉球王国第二尚氏の歴代国王が葬られている陵墓である。
かなり雨足が強い。
こちらでチケットを購入する。受付の人が言うには、この建物の地下に展示室があるらしい。雨宿りも兼ねて、見学することにした。
地下には、出土品や戦前の玉陵の写真などが展示されていた。
見学を終えて、地上に上がると、なんとか雨脚も弱くなったので、メインの玉陵を見学する。
亜熱帯な木々が生い茂る。
ひょっとしてガジュマル?キジムナーいるかな?
やがて、道が開けた。
前門をくぐる。
また広場のようなところに出た。
石碑があった。「玉陵の碑文」というものが彫られている。この玉陵に葬られる資格のある者を列記している。もっとも後年は、そのルールが度々破られたようだ。
後門をくぐる。
玉陵の全貌が見えた。
一番西の構造物の上には、何やらユーモラスなシーサーが・・・
墓は西室、中室、東室に分かれている。
中室である。王と王妃は、ここで、骨となるまで葬られる。骨となると、洗骨され、東室に葬られるのだ。この他の王族は、西室に葬られる。
中室にある塔の上にもシーサーが・・・
こちらが西室である。
最後に東室である。
東にもやっぱりシーサーがいた。
一瞬、熊の置物かと思ったが、違うようだ。なんか変な塊である。
欄干を見ていると、その上にも数々のシーサーが並んでおり、表情が面白い。
こんなのとか・・・
こんなのとか・・・
こんなのとか・・・
非常に面白い墓であったが、そんなに大きくないので、すぐに見学し終えた。
さて、戻るか・・・
歩いていると、龍潭という人工池に出くわした。1427年に中国帰りの役人が造ったものらしい。ここに船に浮かべて、冊封使を接待したとか。。。風流ですな。
おう!錦鯉ですな。その周りに群れているのは・・・?
ティラピアやん!野良ティラピア発見!
こいつは、元々アフリカとかに生息している熱帯魚である。過去、食用に移入され、温泉地とかで養殖されていた。こんなのが野良化しているのだから、やっぱり南国やねぇ
?
あれ、岸壁になんか変なのがいるぞ?
プレコ~!?モヒャ━━((゜Д゜Uu))━━!!!!!!
プレコだらけやん!種類はよく分からんが、セルフィンプレコかな?
この魚、アマゾン原産である。ティラピアまでは噂に聞いていたが、プレコは度肝を抜かれた。プレコは熱帯魚屋さんで普通に売られている。特にセルフィンプレコは幼魚が売られており、値段も安いので、安易に買ってしまう。しかし、恐るべき成長スピードで巨大化するため、持て余し、自然に投棄する者がいるという話を聞いたことがある。これはそういうやつが野良化したとしか考えられない。う~ん、生態系の危機ですな。考えさせられる。。。
おう!ティラピアの摂餌行動だ。基本的に魚好きなので、食い入るように見てしまった。本日、一番テンションが上がった瞬間であった。
水鳥もいるが、私は全然詳しくないので、テンション上がらず。。。
こうして、首里城周辺の散策を終えた。
« 琉球の雨(その2:首里城Ⅱ) | トップページ | 琉球の雨(その4:第一牧志公設市場) »
「沖縄県」カテゴリの記事
- 沖縄で感じたこと(その9:波上宮)(2012.04.16)
- 沖縄で感じたこと(その8:座喜味城跡)(2012.04.13)
- 沖縄で感じたこと(その7:勝連城跡)(2012.04.12)
- 沖縄で感じたこと(その6:沖縄平和祈念公園)(2012.04.11)
- 沖縄で感じたこと(その5:ひめゆりの塔)(2012.04.10)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント