ソウル死闘編(その9:土俗村)
参鶏湯(サムゲタン)といえば、韓国を代表するスープ料理である。私はまだ食べたことが無いが、噂では大層美味いそうな。。。
ソウル行きが決定したときから、参鶏湯を食すのが、私の希望と主張してきた甲斐があって、遂に念願が叶う。
景福宮の西に、有名な参鶏湯の専門店、土俗村がある。
中に入ると、中庭のようなスペースを通り、奥の大座敷に通された。
靴を脱ぎ、座敷に上がる。座敷には、テーブルがいくつもならび、まだお昼には早いにもかかわらず、そこそこのお客が入っていた。かなり人気店らしい。
早速、注文を聞きにきた。もちろん、参鶏湯三人分である。他に何かいるか?と聞いてきたので、チヂミも頼んだ。これは球児の希望である。何でも日本と本場でどう違うか興味があったらしい。
しばらくすると、参鶏湯がやってきた。
では、早速頂く。ん?少し薄いか?塩を入れる。おぉ、これは美味い。
舌鼓を打ちながら、べらべらしゃべる。
私:しかし、昨日の焼き肉屋は感じ悪かったけど、ここはええ感じやね。
この発言に、隣の関西系おば様二名が反応した。
おばさん1:日本の人やね?私らも昨日、焼き肉にいったけど、感じ悪かったわ。
ここからいろいろ話したが、おば様の「・・・しはる。」という発言がでたところで、、、
私:ひょっとして大阪から来られたんですか?
おば様二名:いや、京都やで。
(語尾にはるをつけるのは、京都か北摂なのだ。なんとなく大阪にしたが、外れたようだ。)
おば様1:お兄ちゃんらは?
私:僕は神戸出身ですけど、彼ら二人(うっちょと球児)は福岡です。
おば様1:大学の友達かなんか?
私:いやいや、僕が福岡で仕事してて、職場の友達ですわ。
おば様2:ほんまぁ?ええなぁ。
チヂミがきた。なかなか美味い。
おば様:美味しそうやね。鶴橋のチヂミとだいぶ違うなぁ。。。
(出た~、西日本最大のコリアンタウン。大阪の鶴橋!学生時代は環状線鶴橋駅で近鉄に乗り換えていたのだが、何度焼き肉のにおひに誘惑されそうになったことか・・・。思い出しただけで恐ろしい)
この関西風味たっぷりのトークに、さすがコミュニケーション能力の高いうっちょはついてきた。伊達に、職場の女性に「関西の方ですか?」と言われただけはある。それでもいつもに比べると、おば様に押され気味の感がある。
この後、カジノの話しなどした。このおば様方、昨日我々が行ったカジノにいたらしい。時間的にずれていたので、遭遇はしていないのだが・・・
ちなみに関西話で盛り上がっている間に、球児は黙々と一言もしゃべらず、参鶏湯を貪り食っていた。また、デスノーのLみたいな食い方して・・・
やがて、おば様方は帰った。帰り際に、今から景福宮に行くというので、入り口が東側にあるから気をつけてと教えてあげると、そのことを知らなかったらしく、ありがたがられた。無事行けたのかな?
おば様が帰ると、球児も会話に復帰した。指摘すると、
球児:いやぁ~、あんまり美味しくて集中してました。
嘘っぽい。絶対関西風おば様避けてたやろ!(-ε-)
我々も食い終わったので、店を出る。
伝票はと・・・
どうやらテーブルに置かれた札を持っていくらしい。
ふと、うっちょがあることに気づいた。
「計算の時きっと必要なる番号です」
・・・きっと?
じゃ、必要じゃないときもあるの?
兎にも角にも、美味しいものをいただき、ご満悦である。
さて、昌徳宮に行くか!
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