Warning!
寄生虫です。きもいです。そういうのが嫌いな人は見ないでください。
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柴又から新宿までやってきた。
新宿中村屋のカレーを食べるためだ。
インドカリーである。5年ほど前に初めて食ったときは、こんな美味いカレーは食ったことがないと、感動したが、インドで本場のカレーを経験した今となっては、「美味いね。」くらいの感動になってしまった。本当に美味いんやけどね。。。
新宿では、カレーを食っただけで退散した。私には新宿は合わないのである。
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目黒に着いた。目的地は目黒寄生虫館である。
目黒の駅前は人だらけである。寄生虫を見に来たのか?
否、さんま祭りをやっていた。
それからしばらく歩くと、近くの神社がお祭りで、人だかりである。
人を掻き分けて、やっと着いた。
目黒寄生虫館とは、1953年に医学者亀谷了氏が私財を投じて設立した研究機関で、世界で唯一の寄生虫の博物館である。
早速、入る。入場料は無料である。非常に良心的なので、心が優しくなり、しっかり募金箱に募金してきた。少ないですがね。。。
展示スペースは、1Fと2Fである。まずは1Fである。
こりゃ、何だと思ったら、人体のどこにどういった寄生虫が寄生するかを表したものらしい。
回虫ですな。回虫といえば、よく、我が父がマクリを飲んで、駆除したおもひでを嬉しそうに語る。我が父は、こういう薬が好きで、人が一杯のところ二杯飲んでいたそうな。マクリといえば、海藻であるが、それに含まれる成分が実は麻痺性毒で、回虫を痺れさせて、駆除するらしい。作用としては、ドウモイ酸と似ているらしい。ドウモイ酸は死人が出るほどの猛毒だが、我が父は危なかったのか?
ぺらぺらの紙みたいだが、裂頭条虫である。ま、サナダムシですな。
無鉤条虫である。これもサナダムシの仲間である。
こっちは有鉤条虫。これもサナダムシ。サナダムシ、好きやな。
他のスペースを見ると、フタゴムシなるものが。なんか蝶々みたいやなと思っていると、実は、二匹のフタゴムシがくっついているらしい。幼虫のときに出会った相方と一生添い遂げるらしい。素敵な話ですね。ちなみに宿主はコイのようですな。こんなものを館のロゴマークにしているとは・・・
おぅウマバエやー!キモイ!
ウマの胃に寄生するというハエの幼虫で、胃にびっしりとこいつがくっついた映像を見たことがある。とてもグロい。これに似た仲間でヒトヒフバエの話を昔、TVで見たときは、夢にでてくるくらい、インパクトがあった。
二階にあがる。
ここの目玉?日本海裂頭条虫の標本である。ま、サナダムシですな。
圧巻の全長8.8メートルである。こんなんが人に寄生していたとは、腸って長いんやね。
おお!アニちゃんじゃないですか!サバの皮と肉の間とか、スルメイカによくいるやつである。こいつを食ってしまうと、胃に穴を開けるので、めちゃくちゃ痛い。数年前、アニサキスと思われる症状に苦しんだことがある。イカをくったら、胃が痛くなった。ずっと痛いわけではなく、不定期に痛くなるのだ。三日ほど我慢したら直った。アニサキスは人には寄生できないので、いずれ胃液で消化されるらしい。
エキノコックスといったらキタキツネに寄生していて、たまに人体に入ったら死ぬやつじゃ・・・
他にもサナダムシ類の標本が充実していた。
寄生されて、大事なところが、とっても大変なことになった男性の写真などが展示されており、大変勉強になった。