長崎珍道中(その10:崇福寺)
実に長崎らしい坂である。石畳といえば、ローマを思い出すJINと私だった。ローマでは、硬い道路により腰が痛くなったものだ。
そのまま思案橋までやってきた。昼食をとることにする。
思案橋ラーメンで性懲りも無くちゃんぽんを摂取することになった。
「ばくだんちゃんぽん」とやらを食す。ニンニクびたびたというえげつないちゃんぽんだ。明日の口臭を気にしなければ、実に美味い。ただ、お腹がにんにくの大量摂取に悲鳴を上げ気味であった。
昼食後、崇福寺にやってきた。
このお寺は、山号を聖寿山といい、黄檗宗のお寺である。黄檗宗といえば、総本山は萬福寺である。黄檗宗は、隠元隆琦により日本に伝えられた中国風味溢れる仏教である。もっとも、この崇福寺は三代目の住職が隠元なのであるが、その以前から唐風の寺だったようだ。
すっかり中華チックな三門をくぐると、階段があった。
崇福寺は、1629年に長崎在留の中国人(福州)が超然を迎えて開いた寺である。中国人のためのお寺だったため、このようにすっかり中華なのだ。
第一峰門をくぐる。ちなみに、この何気ない門は国宝である。
大雄宝殿がある。
大雄宝殿の手前には護法堂がある。このお堂は三つに分かれている。
関帝堂である。
観音堂である。
天王堂である。
大雄宝殿を正面から眺める。実に勇壮である。さすが国宝である。
本尊は釈迦如来である。
本尊の周りには、圧巻の十八羅漢が・・・
護法堂の隣には鐘鼓楼がある。
大釜である。飢饉の際、炊き出しに使ったらしい。
媽姐門をくぐる。
媽姐堂である。
どうもすいません!
なんですくわぁ?
続いて、開山堂である。
何のための建物だろうと、中に入ると、階段があった。上に上がると、数多くの位牌が・・・
ご覧のように、海外に来たような錯覚を覚える寺である。実に面白かった。
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