長崎珍道中(その13:興福寺)
興福寺といっても、今阿修羅ブームを起こしている寺ではない。あっちは奈良である。
ちなみに奈良の興福寺はこちら
興福寺の山号は、東明山である。日本最古の黄檗宗のお寺で、山門が赤いところから、「あか寺」と呼ばれるらしい。
1624年に創建されたもので、インゲン豆の隠元さん縁の寺でもある。
山門をくぐると、斎藤茂吉の歌碑があった。
本堂の大雄宝殿である。まったく日本のお寺の雰囲気はない。さすが黄檗宗だ。
こちらは鐘鼓楼である。
早速本殿を拝観する。
天井から釣り下がっている瑠璃燈は上海から運ばれたものらしい。
本殿の左手には、媽祖堂がある。
媽祖とは航海の神様である。その前には、二つの鬼神がいる。今まで散々揶揄してきたが、「順風耳」と「千里眼」である。順風耳は千里先の風向きを感じ取り、千里眼は千里先を見通し、媽祖を守る役割を持つ。
やっぱ何かアフレコしたくなるなあ。。。
他にもいろんな方がいらっしゃる。
再び本殿へ・・・
いろんな方がおりますえ。。。
魚~
三江会所門である。
門の向こうは、庭だった。
ちなみに門の敷居が高いのは、豚が入らないようにするための中国の様式だとか・・・
なかなかエキゾチックなお寺であった。