ローマな休日(その37:サンタ・マリア・デル・ポポロ教会)
帰国の時間を気にしつつも、買い物をしつつ、街を散策する。
ここも何回通っただろうか?バブイーノ通りのバブイーノである。
本当に気持ち悪い像だ。
この石畳とももうすぐお別れである。石畳と言うのは、本当に腰や膝にダメージを与える。膝に古傷を持つJINは帰国後、えらいことになっていたらしい。。。
さて、ポポロ広場にやってきた。
最後に訪問するのは、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会である。
早速中に入る。
ネロの墓に生えている胡桃の木に悪霊がとりついているという噂が立ったので、その木を切り倒した後に、建てたのがこの教会である。市民(ポポロ)の負担で建てられたことから、その名がつけられた。
創建は1099年だが、現在のものは15世紀に再建されたものらしい。
内部は芸術品の数々が飾られている。
ピントゥリッキオの「幼子の礼拝」という作品である。
カラヴァッジョの「聖ペトロの逆さ磔」である。ペトロは、殉教する際、キリストと同じ形での処刑を拒否し、逆さ磔を要求するのだが、この絵は、十字架を逆さにするシーンである。
同じくカラヴァッジョの「聖パオロの改宗」である。聖パオロはかつてキリスト教を迫害していたが、ダマスカスへの旅中、光を浴び、キリストの声を聞いたことから、改宗する。この絵は、キリストの声を聞き、驚いて馬から落ちるシーンである。
それにしても、カラヴァッジョの絵が普通に飾られているとは・・・
ま、日本で言えば、古刹に運慶・快慶の仏像が祀られているような感じかな?
全く、素晴らしいとしか言いようがない。
入り口近くに髑髏があった。JINと二人で何やろ?と不思議がる。
こちらなんて、めがっさリアルだ。
なんでも、ジョヴァンニ・バッティスタ・ジスレーニとかいう彫刻家の墓らしい。
床にも髑髏が・・・
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