ローマな休日(その25:ヴァチカン博物館Ⅴ)
ピーニャの中庭にやってきた。
ピーニャとは松ぼっくりのことらしい。
松ぼっくりの下で親父が水を引き出している。なかなかシュールだ。
中庭の真ん中には、謎の球体が置いてある。
ピーニャの中庭を通過すると、ピオ・クレメンティーノ美術館になる。これは、クレメンティウス14世とピウス6世によって創設されたものだ。
このピオ・クレメンティーノ美術館には、ギリシアからローマ時代の彫刻が展示されている。
股間の葉っぱが眩しい。
こちらも何気に下半身は葉っぱのみだ。何故、下半身を微妙に露出するのだろう。。。
!
これは教科書でも見たことのあるアウグストゥスではないかっ!
プリマポルタのアウグストゥスと呼ばれる大理石像で、最もアウグストゥス像の中でも最も保存状態が良いらしい。
アマゾーンである。ギリシア神話に出てくる女性だけの部族である。
セレネである。ギリシア神話の月の女神である。
生首を持っておられる。
アルテミスである。ギリシア神話の狩猟・純潔の女神である。後に月の女神ともなる。
ドミティアヌス帝である。なかなかの暴君であったようだ。プリッと暗殺されている。
アポキシオメノス(身体を洗う運動選手)という名の作品だ。もともとのものは、紀元前4世紀のブロンズ像であったが、行方不明になったので、紀元1世紀に大理石で復元したものだ。
ところで、ここまで、やたら女性像や女神像を撮ってきた。ま、むさ苦しいおっさんより、女性のほうがいいでしょうということで・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
まだまだ石像は続く。
追記
「天使と悪魔」を読んでいて知ったのだが、彫像の股間の葉っぱは、昔、局部の露出は卑猥だとかいう理由で、ローマ教皇が切り取らせたものに、イチジクの葉っぱでごまかしたみたいですな。。。
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