ローマな休日(その16:ナヴォーナ広場)
パンテオンから西にしばらく歩くと、ナヴォーナ広場に出た。
蛸の上にフルチンのおっさんが跨っているシュールな作品である。しかも、おっさんの立小便かと思いきや、蛸がデロデロと水を滴り落としている。奇抜な構図だ。ネプチューンの噴水と言うらしい。19世紀のものだとか・・・
インダス、ナイル、ドナウ、ラプラタの四つの大河を擬人化した彫像、四大河の噴水がオベリスクを囲んでいる。この四大河の噴水は、ベルニーニの作品である。
布を被っているのは、ナイルの像である。ちょうど背後にベルニーニのライバルであるボッロミーニ設計のサンタ・ニェーゼ・イン・アゴーネ教会がある。ベルニーニが、ボッロミーニ設計の教会を揶揄し、教会が倒れそうでっせ!見てられまへん!と言ってるんだと、市民はジョークのネタにしたとか、しないとか・・・
こちらは、ムーア人の噴水である。海豚と戦うおっさんが黒人に見えるため、そう呼ばれるらしい。
海豚?
魚の間違いでは?
ゲロゲロゲロゲロゲロゲロ・・・・・・・・
デロデロデロデロデロ・・・・・・・・・
広場で、地図を広げ、次に行くところをJINがチェックしていると(カーナビシステム搭載済みのJINにとっては、非常に珍しい)、やたら陽気なイタリア人が近づいてきた。
やたら笑いながら、ミサンガを私の手につけようとする。
明らかに怪しい。丁重に断ったが、ひつこいので、断固として拒否した。ムスッとしながら、去っていったので、よかった。
ローマは全く恐ろしい所だ。こんなことはインド以来である。インド人悪徳商人はもっとひつこかったので、とうとう私の逆鱗に触れてしまったが・・・
こんな恐ろしい広場はさっさと去ることにした。
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