ローマな休日(その3:サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂)
バルベリーニ広場を後にし、我々はテルミニ駅方向に向けて歩く。
街角に何気なく噴水がある。それも結構古そうだ。
まだ暗い街を歩く。後ろから何やら怪しげな人物がついてくる。やや恐怖を覚える。気にしないふりをするが、ずっとついてくる。ほんの少し道に迷い、立ち止まっていると、人物が近づいてきた。ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
・・・そして、通りすぎた。( ゚д゚)ポカーン
・・・警官でした。
危険人物かと思いきや、最も安全な人物でした。。。
結局、(JIN体内GPSのおかげか?)ほとんど迷わず、テルミニ駅からも近い、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂にやってきた。
大聖堂の前には、オベリスクが立っている。オベリスクとは、古代エジプトの神殿に立っていた記念碑のことである。ローマには、オベリスクが数多く建っている。要するに、ローマ帝国時代に戦利品として、ぱくってきたものなのである。今では、教会の目印となっているものが多いようだ。
オベリスクのてっぺんに何やら御仁が立っておられるが、暗くてよくわからん。
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂は、「聖なるマリアに捧げられた聖堂」という意味で、ローマの四大バシリカの一つである。バシリカとは、カトリックにおいて、教皇が特権を付した教会の上にたつ教会のことである。
そびえ立つ鐘楼は、1377年に建てられたもので、ローマで最も高い鐘楼である。
いつまでも外観を見ていても仕方ないので、中に入る。あいにく、内部は撮影禁止だった。写真が撮れないことが残念で仕方ないほど、素晴らしいものであった。内陣の素晴らしい装飾やモザイクの数々は、言葉では表現できないので、興味のある人は、実際にローマに行ってください。
特筆すべきは、まさにミサを行っていたこと。早朝で、教会内は大変暗い中、厳かに行われる儀式は大変美しい。JINと二人、感動してしまった。
中は撮影禁止なので、外から撮ってみた。
外に出ると、かなり明るくなってきた。
明るくなってもオベリスクの上の御仁はよく分からなかった。
明るい中のサンタ・マリア・マッジョーレをどうぞ!
ところで、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂は、「真夏のエスクイリーノの丘で雪が降る場所に教会を建てよ。」という聖母マリアのお告げがあり、本当に降ったという奇跡の土地に立っている。
また、現在の聖堂は、聖母崇拝が公認されたエフェソス宗教会議(431年)の直後に建立され、その後、修復と増改築を繰りかえし、現在に至っている。古来より、聖母マリアを崇敬する聖堂であり、カトリックの中でも非常に重要視されている教会なのである。
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂を後にした。
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