久留米・大宰府寺社巡り(その4:観世音寺、戒壇院)
久留米だけでは物足りないマニアな二人は、大宰府にやってきた。
といっても、太宰府天満宮ではない。
観世音寺という寺である。
大宰府に来ると、天満宮付近の道がえらいことになっていた。さすが、観光名所である。
しかし、我々の目的地は、観世音寺である。駐車場に停めると、大宰府の喧騒が不思議なくらい閑散としていた。
観世音寺は天台宗のお寺で、山号は清水山である。奈良時代の創建と、かなり由緒正しいお寺のようだが、何故か縁起については、よく分かっていないらしい。本尊は、阿弥陀如来と聖観音である。
本堂である。
本尊の聖観音像である。そういえば、正月の「ゆく年くる年」でここ映ってたなあ・・・
金堂である。こちらには阿弥陀如来が祀られている。
現存する伽藍はこれだけだが、かつては、大伽藍が形成されていたようだ。その頃には、立派な五重塔もあったらしい。
境内に五重塔の心礎があった。
こちらの梵鐘は国宝らしい。
国宝なのに、なんか頑張ったら突けそうである。でも、怒られそうなのでやめた。
こちらから戒壇院に行ける。
戒壇院とは、正式な僧になるためには戒律を受ける必要があるが、その戒律を授ける施設がこの戒壇院である。奈良時代に鑑真によって設けられた三つの戒壇院のうちの一つである。残りは、奈良の東大寺と栃木の下野薬師寺である。
かつては隣の観世音寺の伽藍の一つだったのだが、現在は、臨済宗のお寺として、独立している。
こちらが正門である。
鑑真和上の供養塔があった。
えらいちっこい五重塔である。
こちらは、元々観世音寺の一部であったためか、観世音寺以上にミニマムな境内であった。
最後に、観世音寺に帰り、宝物館を見学した。
せっかく来たのだからと入ったのだが、これが意外や意外、かなりのものであった。
馬頭観音像など、5メートル級の大作(重要文化財)がいくつもあった。あまりの内容に、監督は悦に浸り、かなりやばい状態であった。ちょっとあちらの世界に行っていたようだ。(*´д`*)ハァハァ
観世音寺を訪れた際は、宝物館に行くことをお奨めする。ある意味、九博より内容いいかも・・・
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