京都迷宮入りⅥ(その1:清涼寺)
平成20年12月28日。
年末にJINと嵐山に行ってきた。嵐山は、私にとって、思い出の土地である。
私が幼少の頃、年に一回くらい、嵐山に行き、湯豆腐を食うというのが、我が家の贅沢であったからだ。
この話を福岡の友達に言うと、さっぱり理解されなかった。関西では、湯豆腐をこよなく愛している人が多い。また、京都で湯豆腐を食うと、結構高いので、高級料理のイメージがある。福岡の人はそういうイメージがないようだ。
私などは、美味いポン酢に出会うと、
「これ、湯豆腐に合いそうやね!」
と、つぶやいてしまうのだが・・・。
まあ、ここらで、嵐山編をスタートすることにする。
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JR芦屋で新快速に乗る。車両に乗り込むと、JINがいた。JR九州の特急より速いかもしれない新快速にかかれば、京都などはあっという間だ。京都から嵯峨野線に乗り換え、嵯峨嵐山で下車する。
第一目的地は、清涼寺である。
清涼寺は、嵯峨釈迦堂と言ったほうが名が知れているようだ。現にJINは、そういや釈迦堂って、清涼寺って名前やったっけ?と呟いていた。
山号を五台山という。浄土宗のお寺で、本尊は当然釈迦如来である。
なかなか立派な仁王門をくぐる。
左手に多宝塔がある。江戸時代(1700年)のものらしい。
本堂である。本尊の釈迦如来が祀られているのだが、この釈迦如来像が仏像マニア界には非常に有名なのである。国宝というのもあるが、実は、体内に五臓六腑を持っておられるのだ。
本堂に入ると、運よく、ご本尊の姿を拝むことができた。なかなかソース顔の仏様である。ちなみに、JINはご朱印コレクターの本領を発揮し、しっかりゲットしていた。
ところで、この釈迦如来であるが、インドから中国経由で伝わったものらしい。中国で絹製の五臓六腑が体内に封入されたらしい。この五臓六腑は、昭和28年に発見されている。
ご本尊を拝見させていただいているとき、写真撮影禁止のはずの堂内でバシバシ写真を撮るおっさんがいた。思わず、ぼろくそに言いたくなったが、仏前だ。やめた。
本堂の裏手に廻る。
弁天堂である。江戸時代後期のものらしい。
阿弥陀堂である。光源氏のモデルと言われる源融公が建てた棲霞観(寺)の跡である。消失しているので、現在の建物は、1863年の再建である。何気なく、立寄ったところが、なかなかの名所だったので、テンションが上がった。
源融公の墓である。
一切経蔵である。なんか奥でぐるぐる回っている。
輪蔵と呼ばれるものに、一切経が収められており、これを回すと、一切経を読んだことになるらしい。ちょうど、参拝客が私たちの前にいて、回している最中だった。
スピーカーから流れるお経がナイスである。
私たちの順番になった。
う~りゃ~。
おう、廻る。廻る。
・・・・・
なんか超人墓場とか、北斗の拳でこんなシーンあったような・・・
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