中国大返し(その3:大山祇神社)
尾道からしまなみ海道に乗り換える。目指す先は、大三島である。
大山祇神社にやってきた。住所は、愛媛県今治市になる。
ご祭神は大山積神である。山の神、海の神、戦いの神として、大昔より朝廷や武士から尊崇を集めた神社なのである。特に源氏や平家がこぞって奉納したものだから、武具の保有率は凄まじい。また、国宝や重要文化財に指定された武具も多い。
平安時代には、朝廷から「日本総鎮守」の号を下賜されたほか、国幣大社、伊予一宮と凄まじい神社なのである。
鳥居をくぐると、早速、右手に御桟敷殿とやらがある。
立派な木だなあと思って、説明書きを見る。
天然記念物じゃないですかっ!
日本最古の楠とな!能因法師雨乞いの楠とある。
樹齢は3,000年で、900年前に能因法師とやらが雨乞いをした楠らしい。
雨乞いの楠の奥には、少し変わった建物がある。十七神社というらしい。その名のとおり十七柱の神を祀っている。
拝殿に通ずる階段の手前に、またまた巨木発見!
またまた天然記念物である。
乎知命御手植の楠とある。樹齢は2,600年らしい。
伊藤博文が記念に植えた楠らしい。
神門をくぐる。
拝殿である。早速お参りする。
本殿の裏手には、宝物館がある。ここで、奉納された武具などを見ることができるのだ。
やたら楠の天然記念物が多いと思っていたら、大山祇神社にある楠群自体が天然記念物のようだ。
ちょっとどきどきして、宝物館に向う。
宝筐印塔がある。神仏習合の名残であろう。
宝物館で国宝の武具に酔いしれた。こんなとき、刀剣好きの監督なら鼻血ものだろう。
(*´д`*)ハァハァ
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宝物館とは別に海事博物館というのもある。
昭和天皇の研究成果を集めたものらしい。鯨の生殖器やら、サメのホルマリン漬けやら、海藻標本やらはわかるが、鹿の剥製とか、鉱石って、海事かね?
次回は、しまなみの超弩級珍寺の話。
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