京都迷宮入りⅥ(その3:化野念仏寺)
化野は「あだしの」と読む。普通は読めない。私も小学生の頃は、「ばけの」だと思っていた。
山号は、華西山で、浄土宗のお寺である。化野念仏寺のメインはこれだ!
この夥しい石仏・石塔群である。
念仏寺の起源は、スーパースター弘法大師が、五智山如来寺を建立し、野ざらしになっていた遺骸を埋葬したことに始まる。なぜ、野ざらしになっていたかと言えば、化野は、平安京時代、風葬の地とされていたからである。
如来寺は、その後、法然上人の念仏道場となり、華西山東漸院念仏寺と改称し、浄土宗に帰属するようになる。
上の画像のメインの石塔群は、明治時代、化野に散在していた無縁仏を一箇所に集めたものである。 西院の川原という。
メインの西院の河原以外にも、無縁仏が陳列されている。
西院の川原を別角度から・・・
これは、ストゥーパのように見える。納骨堂のようだ。
お寺なのに、鳥居があるし、形が面白いと思ったが、そもそもインドでは、トラナという門を寺院に作るのは当たり前で、むしろトラナが鳥居の元祖という説もあるようだ。
竹林が現れた。
嵯峨野って感じですなあ~(◎´∀`)ノ
きょーと、さがのに吹く風はぁ~
それは、○ぜ○らや!
と、JINに突っ込まれる。
そういや事件起こしましたね∑(゚∇゚|||)
さらに、JINと竹林の七賢について、語り合った。
竹林を抜けると六角形の石塔が現れた。各面に地蔵菩薩が彫られており、地獄道や人間道と六道がそれぞれ刻まれている。この六体の地蔵に水をかけながら、拝み、六道の苦しみから救っていただこうという趣旨らしい。
早速、水をかける。
ぶちっ!
柄杓の頭が・・・∑(゚∇゚|||)
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
JIN:おっ!?柄杓の頭が水没しとおで・・・
私:うん。腐っとったみたい(*≧m≦*)
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
竹林の道を再び戻ってきた。
西院の川原の前にある、延命地蔵にて、延命を図る。
化野念仏寺といえば、夏にある千灯供養が有名である。西院の川原一面に蝋燭が灯るのである。実に幻想的らしい。私は見たことがない。見たことのあるJINは自慢げに語った。
それにしても、中学以来の念仏寺であったが、記憶していたより、小さかった。しかしながら、やはり、インパクトのある光景であった。
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