英彦山チャレンジ(その5:小石原焼物紀行)
小石原焼とは、福岡県東峰村(旧小石原村)で焼かれている焼物である。1682年に黒田が伊万里から陶工を招いたことに起源を持つ。大分県日田の小鹿田焼に技術が伝承されており、小鹿田焼とは、姉妹関係である。陶芸家バーナード・リーチに賞賛されたと言う。
英彦山から小石原は結構近い。
ということで、やってきた。
まずは、小石原焼の歴史から勉強する。小石原焼伝統産業会館にやってきた。それにしても、人気がない。そして、バブリーな建物だ。
中を見学する。
中では、遺跡からの出土品から現代の作品まで、幅広く展示されている。
この辺は、江戸時代の出土品がメインのようだ。
この狛犬はなかなか面白い。一家に一台欲しいくらいだ。
素焼きからの工程が説明されている。焼物系の博物館って、だいたいこんな感じのような気がする。
今度は、現代作家たちの作品だ。
優秀作品の上には、日本各地の焼物産地が図示されている。
いや~、勉強になりましたっと。。。
続いて、高取焼宗家にやってきた。高取焼とは、直方から始まった焼物で、元々、秀吉の朝鮮出兵の折、陶工八山を連れ帰ったことに起源がある。その後、小石原に移り、小石原焼に多大な影響を与えた。
古っ!
凄い歴史のある家である。
家の隣には、何故か神社が・・・。
軒先には、ジャンク品なのか?作品が並べられている。あまりの歴史の重みに少し緊張して、中に入る。
中に入ると、所狭しと作品が並べられている。結構リーズナブルな作品もあり、安心した。八山氏の作品には十二代と十三代のものがある。弟子の作品は、高台のところに高取と書いてあるが、八山氏の作品は八山と書いてある。この辺は、なんか知ったかぶりのおばんが店の人を捕まえて、しゃべっていたので、よく分かった。なんとも面倒くさそうなおばんで、店員さんの表情が曇っていた。まあ、私にはいい勉強になったけど・・・。
すっかり、悦に浸り、お土産でリーズナブルな爪楊枝入れと湯飲みを買って帰った。今、お茶を飲みながら、ブログを書いているが、当然、このとき買った湯のみで飲んでいる。
おしまい。
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