台湾熱闘編(その9:士林夜市)
圓山駅から淡水線に乗り、劍潭駅で下車する。駅のトイレに入ると、小便器が塞がっていた。ふと個室の方を見ると、現地の人が大便器に小便をしていたが、便器に対して、垂直方向に用をたしていた。
おかげで、周囲に飛び散っていた。迷惑な話だ。
駅を降りる。うっちょに任すと、全然違う方向に行くはめになった。微かな記憶から、間違いを指摘し、私の秘密兵器「方位磁針」により、無事着いた。
相変わらず、凄い熱気である。うっちょはテンションが上がった。寺のときは沈黙していたのに・・・
夜市は「よいち」と読む。決して、うっちょのように「よるいち」と呼んではいけない。普段は黒猫に化けているわけではない。歩法の達人でも、元隠密機動総司令官でもない。
ところで、夜市とは、深夜まで開いている大露店街のようなもので、台北には、所々点在している。特に有名なのが、この士林夜市である。台湾のB級グルメが堪能できたり、スマートボールのような大阪の新世界かいっ!と突っ込みたくなるようなレトロなゲームがあったり、日本のドラマDVD(途中で本日の試合結果などのテロップが流れる「監督談」)が売っていたりと、大変楽しいところである。
夜市に蔓延する生ごみの臭いは、台湾のソウルフード?「臭豆腐」である。
決して、金色疋殺地蔵が卍解されたわけではない。
前回、私は揚げたものを堪能した。普通にうまかったのだが、
「えっ!?汁に浸かってるやつを食べなかったんですか?揚げたやつは、臭いが封じ込められるので、大したことないですよ。汁に浸かってるやつを食べないと、臭豆腐を食べたことにはならないですよ。まーくんは、こわっぱですね。ところで、うちの娘。かわいいですよ・・・。」
と、そもそも臭豆腐自体を食ったことがない監督になじられた。
この恨み、晴らさでおくべきか・・・
ということで、
汁に浸かってるやつである。辛辣臭豆腐である。文字面からして辛そうだ。
これを買おうか迷っているとき、店員さんが話しかけてきた。臭豆腐を頼もうと、日本語で話すと、店員さんが慌てて、日本語メニューを持ってきて、苦笑いである。
?現地人と間違われた?
今まで、うっちょが現地人に似ているため、間違われると思っていたが、どうも違うような・・・。前回は、日本人ってマル分かりという反応だったのだが・・・。
ぎーさん一人、現地人に間違われ、大爆笑したものだったが、今度は自分がその立場か・・・?
ともかく、臭豆腐を食す。
美味い!揚げたやつは、美味い揚げだが、今度は美味い豆腐である。臭みは辛味で麻痺させられ、あまり気にならなかった。うっちょにも強引に食べさせる。警戒しまくっていたが、一口入れると、あら不思議!?
普通にうまいっすよ(うっちょ談)
辛さもちょうどよかった。ところで、本当はもう一つ汁系の臭豆腐があった。
鴨血豆腐とかなんとか書いていたもので、なんか生臭かったので、食わなかった。これは、違う意味で無理(;;;´Д`)ゝ
ぐるぐる回り、途中でうっちょが焼き鳥を食ったりしたが、うっちょが楽しみにしていたフライドチキン(なんかめっちゃでかい!)はあまりにも長蛇の列で食えなかった。
テナガエビ釣りみたいですな。テナガエビといえば、四万十川で食うテナガエビのから揚げは美味かった。
うおぉぉぉぉ!!!!
大渋滞である。
この渋滞で、精神的・肉体的に非常に疲れた。うっちょは大いに汗をかき、体重が5キログラム落ちたという・・・のは、嘘である。
これは?ストラックアウトのようだ。右側の親父は下手だった。
「全日本」という字が気になる。何が全日本なのだろう?
すっかり夜市を堪能したので、戻る。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
メトロで中山駅まで戻った。
非常に疲れたので、昨日のマッサージ屋で、今度は全身マッサージをしてもらった。
うっちょは、気持ちが良かったらしく、寝ていたようだが、私はおじんのこれでもかという責め苦に合い、最悪だった。揉み返しで二三日体が痛かった。
就寝・・・
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
翌日の早朝、ガイドの爺がきた。ホテルに手配させたという弁当を渡された。何か気になるな・・・。
空港に着くと、チェックインを済まし、ちょっと一息という間もなく、爺に無理矢理出国させられた。こんなに早く出国審査を受けなくともよいのに・・・。
セキュリティチェックで、うっちょが停められる。案の定、弁当が引っかかった。中に入っていたお茶が引っかかった。
うっちょは警備員にそれは要らないと、捨ててもらい、セキュリティを抜けた。
出国審査を受けて、中のベンチに座り、弁当を開けて、びっくり!
なんと、梨が丸ごと入っていた。それに私の弁当はお茶も入っていたのに、セキュリティをくぐり抜けた。台湾のセキュリティチェック能力に疑問を感じながらも、とりあえず、食ってみた。サンドイッチだったが、非常に不味かった。こんな不味いサンドイッチは食ったことがない・・・。
うっちょと二人、爺に恨み節を吐く。。。
おかげで、スタバで口直しをする羽目になった。
最後の最後でうっちょが台湾の婆に現地語で話しかけられた。道を尋ねられたようだが、うっちょのうろたえようが傑作だった。
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
機内食でも不味いものを食わされたので、帰国後、口直しにラーメンを食って帰った。
おしまい。
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